壱岐島 : 金城イサキ釣り

2013年4月29日、日曜日。天候晴れ、中潮、満潮10:30 干潮4:45 、波1.5、南南西の風4M。
 
 
4月下旬に計画していた鹿児島甑島手打の遠征が私の体調不良であったために中止となった。デカバン尾長は見送りとなってしまったのだ。残念である。
 
体調の方は順調に回復しており釣りの虫が騒ぎだす頃だ。体調を考慮すると近場での磯が望ましい。特に単独が多い私の場合は検討が必要となる。そこで思い立ったのは、壱岐島だ!位置は長崎県であるが福岡県糸島 岐志港からアクセスが容易なために頼りになる。早速船長へ連絡を入れると今はイサキやクロも日によっては期待が出来るという。今からの時期はイサキがとても美味なのだ。そして私はイサキが好きなのだ。
 
 
出航予定は4時、納竿は15時になるという。出航が4時なので30分前に到着すると良いだろうと逆算して床に就いた。
 
起床後は期待をしながら安全運転で港へ向かう。港に着くと船が到着している。船長へ挨拶を交わす。イサキを狙うならば金城が良いだろうという。私も同意した。
10数名を乗せた船が出港した。
 


 
 
今回お世話人なる渡船は、壱岐島から迎えに来てくれるという便利さがある
 “ 玄海 ( GENKAI ) ”だ。
              そして、ポーターも居るから荷物の搬入も助かる。
 
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玄界灘をひた走り壱岐島へ向かった。
 
 
先客を上イズミ、下イズミへ上礁させて金城へ向かった。
 
さすがは、スーパーゴールデンウィーク中である。夜釣りのお客さんが既にたくさん磯に上がっていた。
 
 
そして私の番である。大金城の船着き場へ上がる。本流が流れ、本命ポイントになる南側は夜釣りのお客さんで満タンいっぱいである。
 
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船着き場の釣り方を船長からアドバイスを頂いた。親切丁寧な船長へ感謝する。分からない事や尋ねたいことは船長に相談することを勧める。
船着き場には福岡市内からの方S氏と2名で上がった。船着き場の堤防には夜釣りのお客さんの荷物があり、私も邪魔にならないように荷物をまとめて支度をする。
S氏の方は、船着きから北側へ移動していった。
私は、夜釣りのお客さんが来たので挨拶をしてその場所を頂いた。状況を尋ねると夕マヅメにクロが上がって、夜はマキエが効いたころに良型アジが上がったという。イサキは南側一帯で本流もしくは本流の際で釣れているという。
 
 
釣れているという話を聞くとマスマス、気持ちのテンションが上がる!
 
 

本日のtackle。
ロッド:がまかつ アルマ 1.25-50
リール:ダイワLBD 2500
ライン:TORAY 1.75号
ハリス:サンライン black 1.5号
ウ キ:ZAXIS 遠投24

 
 
 
 


 

朝マヅメ

 
早速釣開始だ!すっかり夜は明けてしまいキャップライトもいらなくなったころに開始となった。船長のアドバイスを試してみる。
 
 
    釣り座の小金城都の水道側
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遠投して沖目を流しタナは深めを意識した。小金城との水道は南側へ引かれている。位置的に言うと当て潮になる。遠投しても仕掛けが馴染む頃には水道の中・・・。当然根が掛かりのリスクが増え、案の定引っ掛かりが連続する。ウキのロストが増えてしまい困ったものだ。手前から仕掛けを馴染ませ引かれ潮に乗せようとするとアタリだ!
引かれる潮に魚は向かい抵抗を見せる。良い引きだなと感心したが、上がってきたのは良型のウスバハギであった。白身で美味しいが本命ではないために残念だ。
そうこうしている内に、あっという間に朝マヅメを逃してしまったのだ。悔しい・・。
 
 
 
 
夜釣りのお客さんが潮の流れが後1時間位したら、逆に流れるという。それと期待すると、確かに1時間を要したころに逆流した。ゆっくりであるが其の変わり目を逃さずに仕掛けを入れ込む。馴染んだ仕掛けがゆっくりと流れていく。ウキが入った!来た!
引きが意外にも弱かったが、上がってきたのはナント口太クロであった。良かったクロが来たよ!嬉しいな。
魚が釣れると、気分も上々!釣り人は単純なものですね。
 
同じように流すも連続することは無かった。丁度10時になるころで夜釣りのお客さんが荷物をまとめて船着き場へ集まり始めた。
船が到着し夜釣りのお客さんが回収されていく。
 
 
ここでも船長からのアドバイスが入る。
南側のポイントへ移動して東のカベを狙うことを勧められた。
 
 


 

東のカベ

 
 
そして、東のカベを目指す。大金城の頂上へ一旦上がり、見下ろすと結構な高さと傾斜がある。何とか、バッカンとタモ、竿を1本だけを持参した。
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移動だけでも汗ダクダクである。傾斜になっているので足場は不安定。バッカンが安定する場所を模索した。
ここでも、先客が居たので挨拶を交わしてカベのギリギリの場所を頂いた。
 
 
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タックルは変更なし。ウキをZAXIS 遠投24 2Bとした。これに3Bのシンカーをセットして、余浮力を調整するためにガン玉を追加していった。
 
まずは、足元から狙うも、反応は無い。少しずつポイントを沖目にずらしていく。
 
少し遠いが、本流の際が近づいてきた。引かれる場所を探して、マキエを広範囲に撒き仕掛けを馴染ませる。
 
ウキが安定した頃に、ウキがゆっくりと吸い込まれた。アタリだ!
 
強烈に良い引きを見せ、足場の高い位置からのタモ入れに成功した。ナント尾長クロである。
ヤッタネ!と嬉しい気分となった。
 
 
 
 
しかし、足場が不安定で絞めるのも大変で、クーラーに保管なんてクーラーの場所まで戻ることも大変そうだったので水汲みバケツに一時保存をした。
 
さて、次も来るかなと思ったが、潮の動きが変わっていた。それでも、遠投24の遠投力を信じてフルキャスト!本流の強さに任せて引かれ潮を探索させる。見事に引かれ潮を見つけると仕掛けが馴染み、勿論ウキが吸い込まれる。アタリだ!
今度も良い引きを見せる。口太クロがきた。更にクロを追加して、あまりの暑さに煮え上がらないように一旦魚をクーラーへ保管することにした。傾斜を昇りクーラーまで歩く。
 
一緒に上礁したS氏の方は、船着きで相変わらず苦戦を強いられ魚の反応は無いという。東のカベの方は当たっていることを話題にして一緒に移動した。
一旦昼飯休憩を入れたが、暑い中では冷えたザルソバが結構イケました!
 
カベでは二人並び、その横にも数名の釣り師が横並びで釣りをしている。S氏は移動した直後からイサキを6連続させた。その後も順調に掛けていく。
 
 
私も並んでイサキを掛けていく。今が時合いだ!という感じであった。本流の流れがあるとポイントが絞られて魚の反応も良いようだ。
 
 
時間の経過と共に本流が弱くなり反応も無くなり始めた。
 
 
沈黙の時間が過ぎていく。それから、ゴミが流れているなーと右流れの潮に乗せるとライン引きでバチバチーンとアタリが来た。これは良型だ!と確信したが、流れていたゴミにラインが引っ掛かった。ラインを操作して何とかゴミが外れた。ラインに傷が付いている可能性もあるので慎重にやり取りをする。瀬際に沿って近づいてくるが抵抗には竿を一杯溜め込んで胴のパワーを使い、引きを交わしていく。
徐々に弱り始めた魚も少しずつ海面へ近づいてきた。姿を確認すると、サンノジ(ニザダイ)であった。良型であるが残念だ。後ろから「あーぁー」と、どよめきがあった。次の夜釣り客が後ろで観覧し、隣からは回収待ちのお客さん達などが見守っていたのだ。ちょっと、恥ずかしかったな。
 
 
 
潮の動きも止まり、暑さもあり無理をしない程度にしようと思い、ここで納竿した。
 
 
 
 
今回の釣果はこれだ!
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クロは尾長を1尾、口太を3尾、イサキは5尾の捕獲に成功したのだ。急に思い立ったわりには良い釣果に恵まれた。船長からのアドバイスがとても有効に働いていたと思う。
 
 
 
☆彡  壱岐島は久しぶりの地であった。ここはクロもチヌもマダイも釣り三昧である。今からの時期はイサキが良い。今回は昼釣りでイサキが上がるので打ってつけだ!朝マヅメと夕マヅメは、夜釣りに歩があるもののそれでもこの釣果はゴールデンウィークなのに良い方だったのかもしれない。イサキがデカくて、良い顔つきをしている。タナは深いが面白い釣りを展開できたので楽しかったな。船長アドバイスをありがとうございました。また、一緒に上礁したS氏へ、釣り談義や情報交換をしながら楽しい釣りができました、ありがとうございました。また、いつの日か!
 
 
☆彡  磯の上では動くと暑過ぎると感じ、季節はすぐに夏を迎えそうな勢いである。しかし、海水温はまだ15-16℃程度。日によっては低下しているかもしれない。これからがイサキは期待できるでしょうね。また、体調管理には気遣いながら釣りを楽しんでいきたいと思う。
 
 
 
チーム アラグレ 会長 ひろ