マルキューグレ in 九州 宮之浦予選

2013年6月23日、日曜日。天候雨曇り、大潮、満潮7:30、波1M、北東の風2M。
 
夏至を過ぎた最初の満月。台風が温帯低気圧に変わり時化後の状態になった。梅雨の晴れ間の中休みといったところでしょうか。宮之浦の最近の状況は、スズメダイとアジ、タカベが混合してエサ取り天国と聞いている。台風の影響がどこまであるかが気になるところだ。
 
 
 
道中は伊万里のまるきん本店へ立ち寄った。マルキューの大会でもあり、エサを準備した。V9徳用、爆寄グレ、パン粉をオキアミ2角に対して混ぜ合わせる。
 
 
 
港に到着すると、よく合う顔ぶれの皆さんが来ていた。ブルーアイズの御一行様、あおさんも来ていた。他にもリヴァーレ会長始め面々が訪れていたのだ。各メーカーの名の知るテスター達も来ている模様だ。
 
受付を済ませて、私は27番、マリンアローに乗船が決まった。開会式を終えて出航となった。向かった先は尾上島。北の角から降ろしていく。私の番だ!尾上の西に上礁となった。2名での上礁であるが、尾上名物横並びに約7-8名並んでいる状態であった。
 
イメージ 2
 
 
 
さて、夜明けの競技開始まで時間がある。マキエを混ぜ混ぜしながらタックルのセッティングだ。
 
 

本日のtackle
ロッド:がまかつ アルマ 1.25-50
リール:ダイワ 3000LBD
ライン:セミサスペンド 1.5号
ハリス:フロロカーボン 1.5号
ウ キ:ZAXIS GZ(低重)

 
イメージ 6
 
 
 
尾長も多いという宮之浦!尾長との対戦になるのか?しかし、口太で重量を稼ぎたいところだ。仕掛けは、ウキをZAXISGZ 0号 を固定として、ハリス分をタナとした。
 
今日の対戦者は、1名。リヴァーレ長崎支部の尾下さんであった。普段は九十九島をホームグランドにしているという。フカセ釣りはまだ3年目というが強豪チームの一員であるから侮れない。しかも週一ペースで釣行しているというから猶のことだ!釣り自体はHACさんスタイルの仕掛けが多いという。本日の撒き餌は聞いてみるとナント私の倍は使用しているという。其れを撒き切るというから驚きだ。当日は、色々とお話も出来て良かったです!ありがとうございました。
 
イメージ 1
 
 
 

マルキュー 競技ルール

 
1)キープサイズ
23㎝のグレ 5尾以内の総重量
 
2)釣り座
ジャンケンをして勝ったのものが沖向きに右から入る。私はジャンケンに勝ったので右から開始となる。
 
3)釣り座交代
 
競技時間 5:00 - 12:00 7時間
 
前半戦
1ラウンド 5:00 - 6:30
2ラウンド 6:30 - 8:00
 
後半戦
3ラウンド 8:00 - 10:00
4ラウンド 10:00- 12:00
 

 
 
 

競技開始

 
時間となったので1ラウンドスタートした。空は雲が掛かっておりまだ薄暗い。ウキの視認は近場は見えるが遠投では観えないな。足元から探って行くことにした。すると、即反応があった。これはタカベ。噂通りにエサ取りは天国になっているのだろうか?足元に見切りをつけて竿1本先を狙う。これにも反応がある。しかし、アジ・・・。その後もアジ・・・。ヤバいなぁと感じた。まだ、見えないが遠投をする。沖はエサが残る。マキエを足元の小さなサラシに集中させて少しずつ沖に払いだしてマキエが効いてくるのを辛抱強く待つことにした。投入点はサラシの払い出しの先になる。ウキ周辺にマキエを撒くとアジが反応してくる。
 
まだ、隣の方は掛けていないようだ。掛かってもアジという。そんな中、付け餌が残る場所を見つけた。ここは狙い目だと直感した。沖目に集中して狙い撃つ!
 
 
すると、ウキが微妙に抑え込まれたかと思うと一気に吸い込まれた!アタリだ!心地よい引きを見せてタモ入れする。「オォ-!尾長だ!おはよう」と挨拶をしてキープバッカンに入ってもらった。パターンを読んで、これで数尾をゲット。1ラウンドまでに5尾を揃える事が出来た。
 
イメージ 3
 
 
 
2ラウンドは、左側に入るが、満潮とウネリを伴い低い足場は波を被ってしまい釣り座を保てない。少し、後ろの山を登り西の角、お互いが見える範囲へ移動した。足場は高くなるが、波が這い上がってくるので注意が必要だ。ここでは、潮の流れが左方向だったのでまだ上げ潮の名残りが流れている。足元はハエ根が広がっているので足元は狙えない。沖目遠投が主流となる。ここで、マキエを遠投が効くように水分調整をして練り直しを行う。仕掛けは沖目の潮目を狙い、流れに乗せながらマキエを分散させる。コンスタントに尾長が当たってくる。これで数は稼げるが、出来れば良型の尾長か、口太が欲しいところだ。底根や沈み瀬を狙うとベラがアタリ肝心なクロは掛からない。潮に乗せると尾長で、型が伸びないので困った。2ラウンドは、サイズが伸びないまま尾長の数釣りで終わった。
イメージ 5
 
 
 
3ラウンドになるが、釣り座は右側へ戻る。アジの猛攻が激しいと尾下さんの情報を得る事が出来た。アジに対してどう向かい合うかがキーポイントになる。仕掛けを入れると確かに、アジの猛攻である。付け餌が残る場所を探す。ここは、超遠投に切り替えた。仕掛けの変更だ。ウキをZAXIS のMへ。これに全遊動スナップを装着する。下にはシンカーを取り付けてウキの潮流に対する安定化を図る。この時は浮力G2に対して、シンカーはG3号。超遠投にマキエをドンドン飛ばしていく。途中、腕がしびれてくるくらいであった。「アイタタタ・・・・」。こんな調子で飛ばしていくが、付け餌が残っているので辛抱して打ち返す。すると、ウキが瞬っと瞬間移動をした!アタリだ!ここでも、尾長がやってくる。強い引きを交わしてタモ入れ成功。ここで数尾の尾長を捕獲するもやはり、サイズが伸びない。
 
 
 
 
4ラウンドに突入。潮は下げとなり真正面の海流が激変した。川のように流れ始めたのだ。これでは、釣にならない。横並びの面々も強い流れに翻弄されて全員が左向きになっている。私の釣り座は一番左となるのでマキエはしなくても良いかな?状況に変化がないかと海の観察を行っていた。終了間際の30分にメイクドラマが起きるかなと期待していた。
 
仕掛けを入れるとやはり流れに仕掛けが安定しない。ガン玉を段打ちして調整を図った。沖に入れても手前に打ちつけてくるやや当て潮気味。なので正面から潮下をポイントにして、ラインをピンピンに張ってアタリを待つ。すると、コツンをアタリ、小さなクロが掛かる。其れからも数尾のクロが掛かるが小さすぎる。いつの間にか30分前のメイクドラマの時間がやってきた。今度は、ガツ―ンッと強烈なアタリを見せてスプールの端で押さえていた指が弾かれた!!「キタ―!!」アワセを入れると良い感じで引きを見せる。ジンワリと引き寄せにかかり足元のハエ根を回り込ませて回避していく。目視で来た!尾長だ!今度は良型だ!突っ込みを見せて遠慮なく引く。一度目の突っ込みを交わして、更に二度目の突っ込みが来た!竿で溜めているとパッツーンっと音を立てた。高切れだ?メイクドラマと思われただけに悔し過ぎる。ここでの良型のバラシは・・・・、詰めが甘い。
 
原因は分からない。ハエ根に当たる様子は無く、仕掛けはラインチェックを行って再作成しているので問題は無かったはず。考えられるとしたら、海にいろんなものが流れていたから、何かしらの流れているものに当たったのだろうか?
 
 
 
それからは、良型が来る事無く競技終了となった。
 
 
港に戻り、検量となった。5尾で2425グラムとなった。
 
 
 
マリンアローの4位で総合順位は出なかったが、セミファイナルには渡船3位までに入らないといけなかった。3位との差は40グラム・・・、後少しの差であった。尾長が多かったので、良型もしくは口太で重量を確保できると良かったのだろう。僅差は応えますね。こうなったら残った選手にはエールを送りましょう。来年に健闘することにしよう。
 
 
 
 
 
本日の釣果は、これだ!尾長ばかりの一日であった。
イメージ 4
 
 
☆彡  悪循環を抑えるために基本仕掛けを決めていくことが時間の節約になりそうだ。今回は0号ウキを中心に釣りを展開させた。わずかな仕掛けの調整で済む事が出来た。大幅に変更したのはスナップの装着くらいだろうか。海の状況に応じて変更することは大切だ。釣りは行く前からイメージが湧くから楽しい。マルキューゴールデンカップには多くの選手が参加していた。マルキューの関係者や各船長、参加選手の協力で無事に終えたことに感謝したい、「ありがとございました」。また、上礁が一緒だった尾下さん、当日はお世話になりありがとうございました。
 
 
☆彡  しかし、最後のバラシが結果に反映されますね。ドラマは起きているのにチャンスを活かしきれないのが悔しい。それでも、尾上の攻略には貢献できたので満足する部分もある。数ある中の尾長の中で、口太を狙って釣るのは難しい。同じグレでも釣り分けないといけないからですね。今回の反省は尾長に迷走した自身にあるのだろう。サイズアップを図ることの難しさを痛感した一日であった。トーナメントはこれにて一旦終了。暑い夏との戦いでどんな釣りをしようかな?夜釣りも良いな。
 
 
チーム アラグレ 会長 ひろ