尾長との接点 : 其ノ四

尾長との接点
 
2013年10月28日、月曜日。天候晴れ、風穏やか、波1.5Mウネリを伴う
小潮、干潮8:30 満潮15:30。
 
 
 
先日から台風が毎週のごとく発生し日本列島へ近づいてきました。海水温が高まり台風発生も影響しているようですね。10月も末となり秋も深まり始めているこの時期に尾長祭りが始まる頃だろうと目星をつけていた。今回の同行者には、同クラブのアラグレ師 ミッチーで久しぶりの釣行ですね。夜中にミッチーと合流し車中で釣り談義。そのミッチー!尾長はまだ釣った事がないという。「前回の釣行では、天候が不良で思わぬ釣りを展開することになったが、今日こそは尾長を釣るゾッと云う気持ち出来ています」と意気込みを見せた。
 
 
 
出航し、磯へ向かう。出航5:45、納竿予定ラスト17:00である。
 
 
 
西の空に流星が光輝いていたが、次第に東の空が白んでくる。マキエとタックルのを準備する。
 
 
 

本日のtackle
ロッド:がまかつ アテンダー 1.5-53
リール:ダイワ 2500LBD
ライン:ナイロン 2号
ハリス:フロロカーボン 3号
ウ キ:ZAXIS 職人気質 Gz type

 
 
 
 

 
 
釣り座は沖に向かい私が左側へ、ミッチーが右側へ構える。潮の動きは鈍く、ゆっくりと左方向へと流れているようだ。タナは浅めに設定し固定で仕掛けを組む。今回は、職人気質Gztype2の試行だ!0号を選び、ラインを通した。朝マヅメの一発を期待して3号ハリスで望んだ。1投目、海況を確かめながら様子をうかがう。来る時にはこの1投目から来るので油断はできない。マキエを広範囲に利かせる様に撒いていく。アタリはない。2投目、マキエを利かせた後に投入した。ジワリと仕掛けが馴染むとスゥとウキが吸い込まれた!アタリだ!
快心のアタリを捕らえてリールをゴイゴイと撒いて強引に引き寄せる。近くになると瀬際が障害となるために近づき過ぎないように距離を保ち弱った瞬間に海面へ引き寄せてタモ入れだ!グットサイズの尾長だ!
「朝マヅメが来たよ、今が時合いだ!」とミッチーを掻き立てる。それからも、連続してアタリが来て尾長を追加する。
 
ミッチーも釣り開始し、瀬から少し離れたポイントを狙っていた。すると竿をグイグイと曲げる尾長との格闘が始まった。初めての尾長の突っ込みに耐えに耐えて引きぬいた。
 
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「良かったね、初尾長おめでとう!」と祝福した。サイズ的にはキロクラスと云ったところだが、十分な大きさだ。
釣った尾長はスカリに保持していた。
 
更に、一尾、もう一つ追加と快調に朝マヅメを堪能していた。
 
 
 
でも、ウネリがひどく海面が揺られている。スカリがグルグルと回り安定しないので陸へ引き上げた。ミッチーも引き上がるがナント!スカリの入口が開いていた、勿論尾長も消えていた。これには酷く落ち込んだ。
 
 
どう慰めていいのかわからないが「ここは沖ノ平瀬、朝マヅメが好調ならばまだ夕マヅメが残っている。まだこれからも上げ潮が来るから楽しもう」と呼びかけた。
 
 
 
気を取り直して釣りを再開するが、太陽が上がるとともに朝マヅメタイムは終了。
 
尾長のアタリが遠のいた。遠投して沖を探りポツリポツリと尾長を捕らえていく。
 
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ここで、Gzの低重心が安定した飛行姿勢と潮乗りで活躍してくれた。
 
 
 
type1に比べて、type2は小さくなった。小さなアタリを取るためにその体積を狭めた。
 
 
 
 
上げ潮が思うように動かずにいたが、マキエワークと遠投力で尾長を追加していく。
沖ノ平瀬の尾長は体高があり姿がカッコイイ。体の肉質はパンパンとしていて筋肉質で、いかにも引きが強そうだ。勿論引きは強いが!
 
 
 
 
海は暖かい?まだ海水温は下がっていないようだ。途中サメが出て来て驚かせてくれる。また、青物も単発ながら湧いているがルアーにはかからなかった。正体は不明。
 
 
 
 
ミッチーの方も苦労をしながらも尾長を捕まえてくる。ウーン!いいねぇ!
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尾長の喰いが渋い?私のアタリは、ウキがゆっくりとシモリ引きこまれる。其の吸い込まれようは口太のアタリによく似ている。いつもの尾長らしいウキが瞬間移動するモノとはわけが違った。また、アタリがあるも素バリを引く事もあった。良型の尾長になると喰いが慎重になるようだ。鈎も工夫すると良いだろう。
 
 
 
 
 
夕マヅメは期待していたが満潮時とウネリが這い上がり釣り座が次第に狭くなり畳2畳分くらいしか残らなかった。荷物もコンパクトに積み上げ、納竿した。
 
 
 
最終的には、クーラー満タンの釣果となり好結果となった。
 
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☆彡  尾長祭りは健在で良かった。まだムラはあるようなので今後どうなるのかはわからない。今がチャンスと云う時に行くべきだろう。時期に尾長から口太に変わっていくようだ。今は尾長の時期。釣果の全部は尾長のみであった。今回はミッチーが同行してくれたので楽しい釣りとなった。ハナレはなかなか上礁できない磯なのでミッチーの強運が味方してくれたのかもしれない。しかし、ミッチー・・・良型の尾長を捕獲する事が出来ていたのだが、尾長がスカリから抜け出して残念だった。今度からはクーラーへ直行ですね。他にも色々とアクシデントがありましたが足元から取り戻してまた尾長を釣りに行きましょう!同行ありがとう!ミッチー! 
 
☆彡  釣行にZAXIS Gzを使用しました。遠投力が効いて、其の安定感はtype1と同様にタフコンディションには向いている可能性を秘めているようでした。アタリの出方は、SSなどに比べるとモッソリとした感じであるがアタリを捕らえる事が出来るので良いでしょう。見逃したアタリは私の洞察力不足と感じる。もう少し使いこんでポテンシャルと引き出せると良いな。さぁ、11月はどこへ釣りに行こうか?
 
 
 
チーム アラグレ 会長 ひろ