沖ノ平瀬 : 尾長バラシ祭!!

2012年11月16日金曜日、中潮 満潮 10:13 , 干潮 16:06。天候曇り、東の風後に南西の風へ、波2M。
 
 
今回は秋の名物でもある尾長に照準を向けて調査した。場所の選択は迷わずに長崎県伊王島にある沖ノ平瀬に決定した。しかし、天候が心配である。何故ならば平瀬はとても低い磯であり、最近の時化模様の天候がこうも続くとどうなのでしょう?気になるところですね。
まずは、船長へ連絡だ。16日にハナレは予約が入っているが平瀬なら大丈夫だろう。天候は微妙であるがその日にならないと分からないという。行けるならばと期待を込めて平瀬の予約を入れた!
渡船は沖ノ平瀬をテリトリーとする香洋丸を利用することになった。船長当日はお世話になりました。
また、こちらの方面は単独での磯へあがることができないところが多い。それで同伴者を捜すことになった。チームアラグレのメンバーであるタケちゃんが、ちょうどまるきん釣り大会が延長になりどこかに行きたい気分が残っていたようで同行をお願いした。
 
夜中に集合し、沖ノ平瀬を目指し長崎県を南下する。途中走りやすい道があるというのでよってみた。オレンジロードという鹿島から諫早に抜ける道であった。ほとんどが直線上であり快適にドライブができた。
 
カメヤ釣具戸町店で餌を購入した。港に到着し支度を始める。船長が来て挨拶を済ませ乗船だ。ハナレの釣り客と私らの合計4名での出航となった。
 
 
沖ノ平瀬に到着した。干潮を過ぎ上げ潮が動き始めた頃だったので、磯は海面から出ているが当日の潮位がまだ高いこととウネリが残っていることで船長からの指示が出た。選択は二つ、満潮間近まで様子を見て別の場所で待機しておくか?それとも満潮頃には磯は洗われる可能性はあのだが、その際には道具が流されるだろう。しかし,足下は洗われるかも知れないが人が流されるような影響がないと思われるだろうが、この部分は自己責任でもある。
とにかく今は天気予報の風が東からで以降は南に変化する。北や西に代われば状況も一変すると云うことなのだ。
満潮時に釣りはできないかも知れないがいったん上礁することにした。ハナレの客は安全を見越して満潮時まで様子を見ることにした。こうして安全を確認して磯へあがる。
 
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本日のtackle
ロッド:がまかつ アルマ 1.25-50
リール:ダイワ tournament iso z 2500
ライン:サンライン マスラード 2
ハリス:サンライン blackstream 2.25 ~ 1.75号
ウ キ:ZAXIS 職人気質 medium 、 遠投 24

 
 
上礁後足場の確認を行い瀬の高い位置に道具を移動した。荷掛け竿やピトン、ロープ類が在ると重宝する。私はピトンを利用した。
今回の荷物は①ロッドケース②バッカン1個③クーラーボックス④予備餌の沖アミをドンゴロスに入れての4点セットだ。
 
さて、釣り座は東向きは波を被っていたために断念し中央から西寄りで北向きに構える。釣りを開始するが上げ潮が動き始めているようでハナレとの水道の勢いから沖にはカガミを有している。その流れに引かれるようにして狙いを定める。
タケちゃんはハナレとの水道側でカガミを有している場所までを沿うようにして釣り座を構えた。
 
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釣りを開始後すぐに、突然足下がキラキラと光を見せた。鰯が跳ね上がってきたのだ。何かいるのか?タケちゃんがルアーを投じたが反応はなかった。
 
私はそのままフカセに専念した。最初にかかったのはイスズミである。クロは居ないか?尾長は居ないのか?
タナを2ヒロ半取っていたが海面に尾長らしき波紋が見られたので2ヒロ以内へと調整した。
 
それからようやく、ウキが勢いよく消し込んだ!尾長だ!
心地良い引きを楽しみながらあげたのは40センチにあと一息クラスの尾長だった。
 
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それから強烈な引きが襲ってきた!
 
取り込みの際にタモが届かなかったので波に合わせてズリあげた。それを捕まえようとしたときに針がポロッと取れた!!さらに大きな波が来てそのまま波に持って行かれた。張っていたラインが緩んだ瞬間に針掛かりも緩んだのだろう。残念だ・・・・・型が45センチに迫る大きさだっただけに悔しい・・・・。とても残念だ・・・・。
 
 
 

エギング

 
 
潮の流れがハッキリと流れたり緩んだりと強弱が有り複雑な様子を見せていた。
 
その緩んだ隙に風が弱くなったのを見計らってエギングを開始した。沖目に遠投したその2投目!そこに着底し
しゃくり上げた瞬間に,ドラグがジージジジジィジジィィーと鳴り響いた。ロッドをあげると今までに感じたことのない重量感がキタ!これはかなりの良型だと確信した。しかし、ドラグを三度ほど引き出された後にその重量感は幻となった。
 
あきらめずに、その場にステイさせ再度しゃくるとまた乗ってきたが今度はすぐに外れた。再度投入を重ねるがそれ以降は何も乗らないままで風が強くなりそこが取れなくなりエギングを断念した。
 
こうも悔しい場面が続くと意欲が削がれてしまう。自分の立て直しになるな・・・。持ってきていたおにぎりを頬張り気分転換を行った。
 
 
 

フカセ再開

フカセの方は?
 
タケちゃんは尾長がかからずに苦労しているようだ。でも、自分で考えて釣りをしたいと燃えていたのでそっとしておいた。
 
しばらくしてタケちゃんからどのような仕掛けにしているのかと質問があった。
 
私の仕掛けやその釣り方についてだった。
ウキはZAXIS ミディアム G2 を半誘導でセットしている。誘導幅はほとんど無いくらい・5-10センチ程度。その下に潮受けゴム、その下にはガンタッチ G3を付けストロングノットで直結している。ハリスは2.25号を使用して針は尾長の6号にしている。
タナは2ヒロ以内であることを確認し,尾長は浮いていることを示した。
 
 
 
タケちゃんも尾長のパターンを読めたようで反撃を開始した。順調に掛け合わせ喰わせていく。
 
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二人共に尾長を釣ることができたが,そんなタケちゃんも尾長の洗礼を喰らいバラシを連発していた。
 
その後、私も同様にバラシを演じていた。尾長は掛かるのだが、何せ取り込みが難しくすぐに海溝目指して強烈な突っ込みにやられてしまう。
 
 
そんなバラシから気を取り直し尾長4尾を追加した。
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海面下には大型の尾長が捕食しているのが目視できる。しかし、見えている尾長は喰わない。
試行錯誤を重ねるもやはり喰わないのだ。
 
そうしている内に満潮となり波が迫ってきたので安全を優先してより一層波には注意を払った。
 
その後、渡船が近づきハナレに客を上げていた。
 
 
 

 
 
 

下げ潮狙い

 
潮が下げてきたので平瀬中央から東寄りに釣り座を変更してみた。潮の流れは無く池のように海面が漂っているだけだ。
 
沖を狙うために仕掛けの変更を行う。ハリスを1.75号へ落とし喰わせ優先とした。
 
ウキはZAXIS ミディアムから遠投24へと!これで遠くが容易に狙える。今度は遠投勝負だ!
 
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仕掛けを遠投する前に 手前にマキエをパラパラと撒き、狙いの沖目に1-2杯の先打ちマキエを入れ込んでいく。先打ちマキエはできるだけ拡散性を持たせるために水分量少なめのマキエを作っておく。これで広範囲の同調を意図的に作っていく。仕掛けを投入するが、思い切り遠投しているので付け餌が外れたと感じたら即回収再投入し無駄な仕掛けを流さないようにした。
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マキエが効いてくると尾長の反応も応じてきた。遠くにあるウキのヘッドが消し込む!ラインも引かれる!単発ながらも尾長を誘い出していく。
 
近くに寄ってくるのは早いがそれから海溝に遠慮無く突っ込んでいくためにパワーが必要だ!誘導と溜め込みを同時に行うために結構つらいものがある。
 
パワーに負けるとバラシ!
突っ込みを止められないとバラシ!
 
 

 
 
15時を過ぎると夕マヅメのゴールデンタイムに突入するために、ハリスを2.25号へと戻した。その一投目から尾長はやってくる!沖目での駆け引きだったので最初の突っ込みはかわせた。しかしそれからの引きは重量と遊泳力のスピードを見せつけられる。その速さに私は負けてラインを高切れさせてしまった。またしても,こんな所でのバラシとは・・・・・トホホであった。
 
 
 
そうしている内に,納竿時間がやってきてしまい磯場を片付けた。
 
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それでも、本日の釣果は素晴らしい!尾長ばかりを、クーラーに入りきれないくらいとなった。
 
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☆彡  今回は秋磯の尾長を狙った釣行である。時化が連日続いていたのだろうか?しかし現実的には尾長は乱舞していた。しかも、良型なのだ。その豊富な磯である沖ノ平瀬のポテンシャルは高くまだまだ凄みを見せつけた。なんせ、どのくらいバラシをしたのかも数え切れないくらいやられまくったから。自分の未熟さと戦略不足を感じる一方で、次への意欲を高めてくれる磯には悔しいがそれでも感謝をしたい。簡単で無い釣りが面白さを増してくれるのを私は知っているからだ。だからこそ、いつかは攻略できるようにと願うばかりだ。
 
 
☆彡  同行していたタケちゃんも尾長を満喫することができたようだ。釣果はこれだ!
 
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何枚釣っているの?その結果は、尾長40センチオーバーを頭に15枚の良型尾長を大量にゲットンしていましたよ!
 
こんなにも楽しませてくれる釣りってたまりませんね。口太クロの繊細な釣りばかりをしていたので、久しぶりにパワー勝負でもある尾長らしい釣りを楽しませていただいたんだな。これはそれでとても良い!タケちゃんも忙しいところありがとう、また同行して下さいね!ありがとう、そして、またお願いします!
 
 
 
チームアラグレ 会長 ひろ