宮之浦 : 尾上島

2014年5月2627日 木曜日―金曜日 天候晴れ黄砂あり 大潮  
満潮8:51 21:56  干潮 15:22 3:14
波1M 南西の風 6M
 
 
 
 
五月も終わり梅雨を前に、夏日が続いているこのごろ。暑いですね。
6月へ突入ですよ。
 
 
なかなか、釣行への機会が無く停滞していましたが、ようやく行く事が出来たこの釣行を考えてみよう。
 
 


 
 
スケジュール調整が出来たのは、一晩限りの合間であった。つまりは、夜釣りをすることになったのだ。昼釣りでは、夜中に出発、当日は夜遅くに帰宅となりとても不憫であった。しかし、瀬泊り釣行ならば、一晩で済むことが判明した。
しかも、これならばマヅメを朝と夕と1回ずつを思い切り出来るのであった。
 
 
 
急遽決まったので、慌ただしく支度をした。あれはどこ?これはどこ?タオル持ったかいな?等と支度も心構えが出来ていなくて思うように事運ばず。でも、ようやく出発へたどり着いたのだ。
 
 
 
 
いそいそと伊万里のまるきんで情報収集とエサの購入。瀬泊り釣行となるので、エサはオキアミ1角、アミ1角+集魚剤の組み合わせを3セット準備した。
集魚剤はおなじみの、マルキューV9である。勿論徳用で!他諸々と組み合わせていく。
 
 
 
エサの調達や自分の食糧を調達して、氷は白浜港でたっぷりと補充した。
 
 
宮之浦港へ着いたのはすでにヒルを過ぎていた。丸宮釣センターへお世話になる。いつもありがとうございます。
「久しぶりだね」と挨拶もそこそこに、出航した。釣り人は、私を含めて2人だけ。
 
 
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船長「どこへ行くね?」
私「尾上島へお願いします」
船長「よかよ」
 
 
 
 
荷物をおろして高い場所へ移動させた。「ん?」帽子のつばからつゆが垂れているぞ?
ナントもビックリ、私の汗が帽子のつばを経てたらたらと流れ落ちているではないか!!
大層汗を流して準備に取り掛かった。西日が熱いぜ!!
 
 
もう、熱中症対策が必要な時期になってきたのですね。
 
 

今日のtackle
ロッド:がまかつ ※※※※
リール:ダイワ ※※※※ LBD
ライン: ※※※※ 号
ハリス: ※※※※ 号
ウ キ: ザクシス SS  Gz  Medium 彩

 
 
 
磯へ上礁した時には、まだ潮は引いていて足場があるようだ。満潮時刻には足場が無くなるからそれまでの制限つきだな。
 
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さて、釣りを開始しよう。風の影響は無い、波の影響も無い。こんなコンディションは滅多にない。潮は、干潮であるが、次第に上げ潮となっていくだろう。潮の動きは足元から左方面へゆっくりと流れている。その潮筋から狙っていこう。
SSで潮に乗せようと思ったが、潜り潮に翻弄されて、根掛かり多発。なので、Gzで潮乗り重視とした。浮力は00号。しかし、00号だと、沈みが早いようだ。0号へとチェンジする。
 
 
 
 
いつしか、本流が強くなり始めてきた。本流にひかれる潮も流速を早めた。引かれ潮も流れが早く流速が増している中では、仕掛けの安定が図れていないようで、ひかれ潮の際や、流速の増している周辺を意識して仕掛けをコントロールする。
上手い事際に滑り込ませると、ウキは見えなくなったがラインに鮮明なアタリを捕らえた。
 
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まずは、尾長を捕獲した。
 
 
 
ここ尾上島は、東側の平瀬と、西側の両端に強烈な本流が流れ込んでくる。その流れは恐ろしいほど早い。その本流によって引かれる潮が両端に始点があるために、潮のフラツキが発生する。その発生はいつ訪れるか解らない。まさしく自然界だ。
ひと時左方面は流れているかと思えば、いつしか右方面へと変化している事が度々あるのだ。なので、その変化を逃さない様にしているとチャンスが訪れる。
 
 

夕マヅメ

 
 
左方向の西へ流れていた潮が、平瀬の右方面へと変化した。それは、ゆっくりとフラフラとした安定感の無い潮であった。平瀬へ引かれているな?とおもい、そのまま流す。
 
 
 
タナを少し深めに取っていたが、ウキがゆっくりとシモリ始めて潮に馴染んできた。そしてウキが止まり、少しウキが抑え込まれた。
そう、アタリだ!!
最初は、竿に良い感じの重さが乗ってきた。距離が近づいた時に反撃で竿先が海中に突き刺さる。意外にも引きも突っ込みも強い!ウキが見えそうで見ない程度の深さでやりとりを慎重に行った。なかなか姿を見せないが観念したのか海面を割る事が出来た。タモ入れ成功して、45㎝のプクプクと太った口太グレであった。
 
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この一尾を最後に夕マヅメが終了し、潮がまた次第に早さを増して激流と化して日が暮れ始めた。
 


 

夜釣り&夕食

 
 
 
ここで潮も満ちて来て足場も無くなり始めたので、夜釣りのtackleを準備して夕食を取った。
 
 
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夕食は、宮之浦に来る途中で購入した のり弁当。これが簡単で旨さは保証付きなので安心だ。足場の確保が出来ないために潮が引くまでは釣りができないので、軽く一人呑みだな。
多量の汗が出てしまったためか、ゴクゴクトのど元を通ってしまう。遠目の漁火を観賞しながらのんびりと過ごす。
眠くなってきたところで、ゴロ寝しようか?平坦な場所が無くて仕方が無い。磯にそのままゴロゴロとする。
満潮過ぎただろうか?でも、潮は動いて早そうだな。潮位も上がり次第に海が迫ってくる感じだ。マスマス釣りは先だな。
 
 
西側では遠投のかごが時々飛んで行った。
 
 
何もすることも無く、ひたすらごろ寝。一旦寝ようとしたが、耳元で「プ-ン」という不愉快な音に目が覚める。蚊だ!!体のあちらこちらがかゆくてたまらない。予防に虫よけスプレーを掛けていたが汗で流れたか?また、スプレーを掛け直して仕切り直しだ。でも、かゆみはおさまらない。ムヒを塗りつけるも効果が無いのではないか?と疑うほどかゆい。
 
 
防虫ネットも使用したが蚊の猛攻は風が弱くなると出てくる。しかも大量に・・・。
 
 
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もう、仕方が無い呑み直しだ!
 
缶詰の焼き鳥が美味しいな。カキピーが美味しいな。
 
 
 
 
そんなひと時を過ごしながらウトウトとする。0時を回った頃に目が覚める。まだ、0時か?潮が引き始めたのだろう。足元が少し広がってきた。1時頃になると釣りも出来そうなので釣りを再開した。
定番の際を攻め、タナを色々と変えてみた。アタリは無いために潮の流れにも乗せてみた。でも、アタリは一向に無し。エサも取られないという始末に!
 
 
時間だけが無情にも過ぎていく。集中力の無くなり始めたその時に、ラインがひったくっていく強烈なアタリがやってきた。アワセが遅れたが体制を整えて竿の胴に乗せる。重量感と引きの強さが半端ないがようやく止める事が出来た。こっちを向いてきたのか?重さはあるが、ゆっくりと引き寄せることが可能のようだ。その距離を縮めて行く際に、その重かった重量感が一気に無くなった!ハリス切れか?手繰ると針外れのようだ。掛かりが悪かったのかアワセが効いていなかったのか残念なバラシだ。あまりに残念な結果に、疲労感がドッと寄せ来た。
 
 
その後も、エサが残りアタリも無く、休憩を挟むことにした。
 
 
また、ゴロ寝だ。
 

 


 
 

朝マヅメ

 
 
ゴロゴオーという、渡船の音で目が覚めた。隣に釣り人が上礁してきた。
 
朝マヅメまでもうソロソロなので、支度を始めた。タックルは夕マヅメの残したものがあったが仕掛けは作り直しをした。結び目などに負担が掛かり劣化しているだろうから交換するのがベストだろう。
 
 
朝マヅメの開始だ。
 
 
 
潮は、干潮を過ぎてしまい上げ潮が始まっているだろう。仕掛けを投入するが潮はまだ安定していない。フラフラとしている。際を左方向へ逸れていくようなのでその流れを攻めていく。ラインがパアパラット出ていく。
 
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これからの時期にふさわしい、イサキの登場だ!連続するかと期待して打ち返すがなんの反応も無くなった。
 
 
タナも不明瞭であり、全遊動でタナを探る釣りをしかけてみた。
仕掛けが底付近まで届くのだろう、ベラが数尾掛かる。タナを調整し直した方がよさそうで、ウキをザクシス Medium0号へ、ウキ止めを装着してタナを決めて調整して云った。
仕掛けの打ち返しを、右に左に、沖に手前にと変化をつけてアタリを探していく。
 
潮の強弱に合わせてガン玉を微調整していく。
 
 
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そして、待望のアタリを捕らえる事ができた。小さいながらもクロ達であった。
 
 
 
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ようやく当たったアタリに満足感!気付くとお腹がすっかり減ってしまっていた。ここでカップめんとモーニングコーヒーで一休憩だ。
 
 
 
食後に、のんびりと釣りを再開し、エサが尽きるまでに順調にアタリを捕らえていた。パターンが見つかれば結構速い展開となった。
潮も満ちて来て足場が下がるために、釣りは難しくなる。特にやり取り。
 
 
足場が遠くて際へ逃げ込まれる。なかなか、クロを怒らせない様に誘導する事が難しい事が体験できた。四苦八苦しながら誘導の練習をしてやり取りの練習にもなった。
まさしく、宮之浦釣り道場である。
 
 
そして、エサも尽きてしまい潮も満潮を過ぎて釣りをする場所も狭まれてここで納竿した。
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今回の釣果は、これだ!
 
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良型のクロを頭に10尾以上のクロ達に恵まれたのだ。
 
 
 
☆彡  季節も夏を迎えるための準備だろう。梅雨直前の宮之浦の様子をうかがう事が出来た。雨が降らないと梅雨クロとは言い難いがこれからもっと楽しめそうだ。今回尾上島に上礁したが潮のフラツキは釣り道場のゆえんであるがために難しく、また其れを攻略すると云う面白さも秘めている。まさしく面白かった。でも、夜釣りはまだイサキにしては早いのでろう。アタリが無くて寂しかったな。
 
 
☆彡  クロは、尾上島の選択は間違っていなかった。梅雨クロは始まる時に尾上島からという普遍がある。その通りであった。型も様々であったが個体差によっては白子持ちやプクプクとしたものが居た。きっと、食べたらおいしいのだろう。今からの時期は、気温も上昇し熱中症対策に冷たいもの、水分を余分に準備するなども必要だ。また、暗い時間帯や影になる場所には蚊などの虫が多く存在するので防虫対策も必須である。なかなか行けなかった釣りであるが、こうして行くことが出来て勉強になる機会となった。
 
 
 
ひろ
 
9900002014050027000000015