宮之浦:春の訪れ 前編

2014年3月16日 日曜日 天候晴れ。大潮 満潮 8:28、干潮14:35 波高2Mうねりを伴う。南西の風10M
 
先週春一番が吹き海は時化放題。海中が洗濯機のように混ぜられているのではないか?と想像した。この3月は寒クロの終盤を迎える頃。チヌへの移行期間でもあるのだから気になってしようがない。激喰い渋りを見せる寒クロ釣りが終わることが残念でならないのだ。でも、自然の成り行きにはかないません。
 
週末は天候回復すると思われたがこうも変化してしまうと計画が立てにくい。
土曜日にするか日曜日にするか迷ったが、日曜日に決定。
何処の磯にするのかも風行きが安定せずに悩んだな。
そういえば、五島列島の磯には今年はまだ行けていない?休み=時化が多くてなかなか都合があわなかった。日曜日なので釣り人も多いだろうなと想定して、自宅を早めに出て船宿で仮眠をすることにした。
 
 
伊万里のまるきんでエサの調達と情報収集。どこもチヌが混じりはじめという。
 
今回の渡船はいつもお世話になっています、丸宮釣りセンター ですよ。
 
 
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思ったよりも早く到着したので誰もいない広間にゴロ寝・・・・zzzz。
 
 
3:30ベルが鳴り起床した。船の周りには人影がチラホラと。五島便の海鯱が準備をしていた。船長にご挨拶、うねりがありそうだね。どうする?海状況がベストではなさそうな事と経済的な理由から宮之浦にいくことになった。
もちろん最初からその予定だったけれども。
海鯱を見送って、丸宮丸船長も到着。「準備せんけん、いくよ」という。
着替えを済ませて準備を行った。
 
 
 
久しぶりだな、丸宮丸に乗り込んだ。
船長「何処行くね」
私「高島がよかな」
船長「はいよ」
 
 
高島に到着。私からの瀬上がりだ。うねりがきつく時折船を押し上げる。無事に荷物を移動して上礁した。宮之浦のシンボル尾上島を目の前に今日の釣り座を構える。うねりが這い上がってくるので荷物は高い場所へと移動した。
 
 

本日のタックル
ロッド:がまかつ アテンダーⅡ
リール:ダイワ 2500LBD
ライン:ナイロン1.75号 
ハリス:1.5号

 
 
さて、海の状況ですが・・・・、その前にルアーをひいて何者かが居ないか確かめる。投げる 引く 投げる 引く 投げる 引く
これを1時間ほど粘ってみたが一向に反応なく終了した。
 
さぁ、フカセでもしましょうか?
 
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先端部分に移動する。うねりがくるので少し下がった一を釣り座にした。潮は沖目に本流が右方向へと流れ、本流までを引かれ潮が手前からゆっくりと動いている。風はやや正面からであるが遠投ができない程度で釣りに影響はない。うねりは右側から時折大きめがやってくる。気をつけないと!
 
足下はマキエを撒いて少し先を狙い馴染ませる。
それが・・・・・・・・何も当たらない?
ようやくアタリを見せてもベラちゃん。
ベラちゃんはどれだけ釣ったか分かりませんバイ。
 
 
 
波のタイミングを計らいながら釣り座移動。尾上島向きのワンドを狙うことにした。うねりが瀬際に当たり大きな波しぶきを上げる。これで何度潮被りをしてしまっただろうか。濡れると寒い。
 
こちらは、うねりと波が交互に押し寄せて瀬際に当てつけてサラシが広がっている。スズキが出そうだが反応はないことを確かめた上なのでフカセに専念する。
 
そのサラシの払い出しが強くて仕掛けが安定しない。沖に引っ張られ表層を滑る感じだ。サラシの先では馴染むのか?結果そうではない。ラインがサラシにとられて馴染まないのだ。
じゃあどうすれば?
サラシは大きめであることが伺える。当てつけてくることも分かっている。ならば、サラシに逆らわずに差し込むことにした。どういうことか?
まずは、仕掛けを半遊動沈め釣りという物を選択。ウキをザクシス Gz 00号をセット。遊動幅は10センチ程度。ハリスにガン玉はハリの上にG5位を一つ。
マキエを撒いて、海中観察を行う。サラシに逆らわずに差し込むことだが、実際には、潮が当ててきて引き込む潮を探すのだ。
 
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波のタイミングを見計らいながら慎重に仕掛けを挿入し手前から馴染ませてサラシの下へ送り込むイメージで潜り潮へ誘導していく。
 
ウキがモヤモヤーと漂いながらラインを張りハリにしていると、コツッとアタリが来た!!聞きアワセを入れてみると竿が胴まで乗り重量感たっぷりな引きが襲ってきた。それは決して強くはないが、言うなれば重い・・・。
途中、竿をたたく様子が見られチヌと確信。慌てずに対応しサラシの真っ白な海に真っ黒なチヌが浮上してきた。良い型だなと感心していた。
取り込みの最中にも波を被り全身が濡れる・・・。
 
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タモ入れ成功した。実測50センチの良型チヌ!
 
 
 
今年のシーズンはじめのチヌさんだったのでご丁寧にご挨拶をした。
 
 
続いて、二尾目を同様に狙うがそう簡単ではなかった。しばらく海からは沈黙が続いた。サラシの切れ目を狙ったその時だった。ウキが快調に吸い込まれた。アタリだ!!
以外にも引きが強い!突っ込みに突っ込みを受けてしまう。チヌではないな?案の定
クロちゃんだった。やっぱり私はグレ師だなと確信した。
 
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その後もまた反応がなくなった。でも、エサはとられるようだ?
ラインのテンションが調整しながら微妙なアタリに集中した。風とうねりが邪魔をして結構アタリを逃している感があった。
 
コツっと、ブッルッと何でも良いからアタリか?と半信半疑でアワセを決める。それで掛かったのは本かわはぎでこれも意外と良型。喜ばしい冬のお土産的が出来たことで歓喜をあげた。
 
本カワハギちゃんはそのまま数尾を捕獲することに成功した。
おっと、肝心のクロとチヌは?
 
大丈夫!その後にチヌをもう一尾捕獲した。サイズは小さいが、仕掛けを送り込む動作はおもしろかったな。
 
それから無性に空腹を感じて早めの食事をとった。
 
キープバッカンからクーラーへ移し替えたところで、丸宮丸が巡回にやってきた。このまま移動せずに釣り続けるのも良いが、他の磯も状況を確かめたいので瀬代わりを希望した。
 
 
 
 
ここで、宮之浦:春の訪れ 前編 はいったん終了。
 
 
 
 
 
                 宮之浦:春の訪れ 後編へ続く。
 
 
 
 
ひろ