寒いチヌ釣り

北極の嵐が真っ最中に、4月というのに九州にも雪が降る日もありました。
 
 
2010年4月16日金曜日。中潮、満潮:9:02、干潮:3:17。天候は晴れ。波2-1.5M。北東の風10-7M
 
 
本日は、長崎県平戸市宮之浦にチヌでもいないかなーと思い釣行してみました。釣行予定時間は、5時出航、12時納竿といった具合で短時間狙いとなります。風が強い模様で磯へ上礁。その後は、風がまともに受けて寒くなりました。
 
 
上礁した磯は、頭ヶ島の黒バエという場所です。全体的に磯自体が黒い色をしています。きっと何かの岩の名称があるのでしょうね。
 
 
磯の形状からすると、左奥が西側で、立瀬などの1級ポイントが点在するその端っこになります。潮通し自体はいいものですが、本命潮には、なかなか当たりません。本命潮は、上げ潮時には、1級ポイントを目指して流れる左方向。下げ潮時には、普段は左から右へと流れるのですが、それ以上に1級ポイント方面の本流が流れる際に現象が起こる、引かれ潮が有効な潮と思われます。
 
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上礁時には、隣に、生き餌を使用した青物釣り師が来ていました。生き餌は港で調達するのだそうです。サビキ仕掛けでエサ代は500円以内とか!!それで、青物が周回するとバンバンあたってくるそうです。当日は寒波の後で生命反応が薄いようです。そして、あとでわかったことですが、宮之浦で生き餌を使った青物ハンターさんグループの一員だったようです。その節は、どうもお世話になりました。
 
 
 
今回の私のタックルを紹介
 
 
竿  :がまかつ アルマ 1.25
リール:ダイワ 2500
ライン:サンライン ダイナード 1.75
ハリス:サンライン ブラック 1.5-1.75
ハリ :がまかつ 遠投チヌ1号
 
 
 
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 ウキ :キザクラ
 
クジラ0、MA0、全層環付0。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
撒き餌レシピ
オキアミ:2角
集魚剤 :マルキュー 白チヌ1、チヌダッシュ
パン粉 :1キロ
 
 
 
夜明け後に準備が整い釣り開始。上げ潮で本命潮を狙います。しかし、時間の経過とともに本流が強くなっていきます。風も波も穏やかなほうだったので、水平ウキのクジラを使用。しかし、当たってくるのはベラばかり・・・。その後に本流が緩みだしてきたのでMAにチェンジ。それでも、まだ流れがあるので強制的に仕掛けを沈めていきます。
 
 
しかし、当たってくるのはベラさんです  (;一_)
 
 
 
 
この時の私のチヌへのイメージは、こうでした。  (--)y-゜゜゜
 
 
チヌは低層、底にいるだろう。だから、底付近を釣ることへ固執があったのです。だから、仕掛けを強制的に沈めて、そこを狙う。それだから、ベラがかかる。それは当然です。ん??しかし、チヌはどこ?と疑問が出てきました。 
 
 
私は大事なことを忘れていました。しかし、それに気づいたのはベラさんのおかげです。私はチヌへのイメージを勝手に作っていたのではないか?チヌは底面を撫でるように餌を捕食するだけではないことを思い出しました。それは、ルアーでの経験もあります。上層のルアーにも果敢にアタックしてくるその姿はイートフィッシュそのものです。そして、前回の釣行の復習で、上から徐々に食べやすい状況を作ってあげるのも釣り人の役目。だから、仕掛けを軽めに変更。
 
 
 
変更点は、上から下にと全層が有効に働かせれるようにするために、しかも軽めに。ハリスを1.75から1.5へ落とします。これで潮馴染みがよくなります。そして、ガン玉の使用をやめました。つまり、ノーガンです。完全フリーで挑戦。付け餌は尾羽を取っていたものを、そのまま着けたままにして潮の抵抗を受けるようにします。これで、イメージとして“ フワリフワリ ”と流れるようにします。しかし、この時には風がまともに受け始めてラインを操作するのも容易でなくなりました。そこで、変更点を追加します。ここで、環付ウキを使用。これで、ラインの着水点がすでに、水面下になり、風の抵抗を軽減できます。それでも、仕掛けの馴染みがうまくいかないので、さらに変更点を追加します。環付ウキには、ホルダーというラインとの接点を保つタックルが必要です。そのホルダーにガン玉を噛ませて、0号ウキを0シブ―00状態をセッティングします。
これで、潮馴染みも良くなり、あとは、撒き餌との同調ですね(^-^)
 
 
 
 
もちろん、これが正解しました。喰いを渋っていたのか?ようやく、本命のアタリヲ捕えました!!
 
 
 
 
きましたバイ(^^)y-.o
 
 
気持ちのいい引きを楽しんでタモ入れしました!
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腹がパンパンとした元気なチヌです。
 
その後は、すぐには続かなかったものの、2尾をゲットしました。
 
 
 
 
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それからは、餌が終了してしまい、納竿です。お迎えには、本日お世話になっている、いえ、いつもお世話になっている、長崎県は宮之浦の丸宮釣センターの丸宮丸です。
 
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☆  今回は、チヌを釣ることにしました。しかし、釣りへの段取りといいますか。魚に口を使わせることはどの魚も難しいですね。しかし、外道であっても、それが、確かな生命反応を伝えていることをうまく、受け取る力が釣り人には必要なことを承ることになりました。それに気づくのが遅かった私自身の問題ですが、磯では、ドンヨクニ人間センサーを働かせないといけないですね。通常やっていることも、普段の釣りにできない、それは致命傷です。だから、いろんな魚を釣る事は大切なことでしょう。楽しい、釣りを満喫できたことにはその影役者であった ベラさんに感謝です。そして、いつものように、磯にも感謝です。
 
 
 
☆  釣りという過程には、ただ魚を釣るというだけではないと思います。その価値ある1尾を獲るためには、それまでの過程という努力がたくさんあるからです。たまには、「めんどくさい」と思うこともあります。しかし、その先に求めるものがきっとあると信じているからこそ頑張り、考えて、工夫をするのでしょうね。私は、たとえ遠回りをしているとしても、その遠回りを楽しみながら進んでいきたいと思います。きっと、今回の記事は、当り前じゃないかと批判があることだろうと思います。でも、その当たり前のことができない私自身が居ること、それと、その状態に気づくことができた私自身が居ることこそが大切なのではないでしょうか?人は自分自身を否定することは辱めることでもあり、受け入れがたいことです。しかし、その振り返りをすることはなかなかできないことですが、今ならできる!今することをすべき!と思いました。とても、有意義な一日を過ごすことができた釣行にありがとうと伝えたいです。(^-^)
 
 
 
 
私は、決して、上手でもなんでもありません。ただ釣りが好きなだけ。そして、ただ、釣りということを楽しみたい一人なだけです。そのうちに、爆釣が来ることを信じて楽しんで、釣りをしていきたいですね~
 
 
アラグレ師会長:ひろ