一釣一美(尾)/ 深島再来!50㎝口太クロ

2012年5月7日 月曜日、大潮/満潮 8:24、干潮 14:56、天候:快晴光化学スモッグ、波1.5M、ウネリあり。
 


 

 
最近は港などで頑張ってみたが動かない潮でてんてこ舞いでした。久しぶりに磯への予定が立った。K氏との釣行となる。K氏は石物狙い、私はクロ狙いである。
 
向かったのは大分県南蒲江の深島である。正福丸に渡船はお願いした。ここ最近は近年になく上物底物ともに良好とのことである。その嬉しい情報にワクワクしながら夜中をひた走る。
 
丁度夜が明けてから出航となった。上礁したのは、イタズラバエの裏側になる。A級ポイントというポイントには釣り人満員御礼といったところでしょうか?あらゆる磯に上礁していたのだ。やはり、夜から来るべきなのか?泊まりで来るという常連は多いようだ。仕事の関係上私には無理なので有効な時間をつりでたのしむことにする。
 
イメージ 1
 
 
出航は6:30、納竿は17:00の予定だ。
 
 
さて、K氏と二人で上礁することになったのだが、船長からのアドバイスで船着きから先端-左側のカベは底物、ワンドから水道側が上物という。
 
釣り座は必然的に決まった。
 
 
 
 
 
撒き餌の準備を行い、海況の様子をうかがうが、ハゴイタらしきものが多数うようよとしている。
 
 
 
 

本日のtackle
ロッド:がまかつ アルマ 1.25-50
リール:ダイワ tournament iso z 2500
ライン:サンライン マスラード 1.6
ハリス:サンライン blackstream 1.5
ウ キ:ZAXIS 職人気質 SS

 
 
 
 
潮の流れは不確かで、まもなく時間の経過ともに満潮を迎える頃となる。その前に一尾は欲しいところだ。仕掛けを投入すると、ウキは右手へ動く。その動きはゆっくりとしており、仕掛けの安定と共に右の大きな岩に当ろうとしている。当て潮か?
 
2投目、やはり、右手へ動いていく。そのまま潜り潮に任せ仕掛けを入れ込んでいく。沈んだ仕掛けがラインを通してコーンとアタリを捕らえた!!
 
「来たかー!」 \(o)/!
 
 
最初の引きはそうでもなく胴に乗るところで、イキナリの反撃を食らう。レバーブレーキでラインを放出して体制を整える。しかし、その引きは更に引きまくり、ラインをドラグから引き出していく、「ラインが切れるか?」そう不安がよぎる。しかし、まだ胴のパワーは耐えているようだ。右側から足元へ動いている。左へ移動しているところを喰い止める。それでも、ウキはまだ見える様子を見せない。それから重量感たっぷりのトルクがある引きが襲ってくる。竿の胴は曲がりまくっていたので「折れるか?」と弱気になる自分自身が居た。その直ぐであった、重量感は消え去り、ラインブレイクをきたしたのだ。ラインは、ハリスの中間部からズタズタに引き裂かれ、ラインも8M程度ささくれていたのだ。いつ切れてもおかしくないくらいの状態であった。
 
 
 
(T_T) 早朝早々のできごとでもあり、気持ちは一瞬沈んだ。正体は何だったのか?尾長?それは違うだろう、マダイ?あり得るかもしれないがでも違うだろう、イシダイ?感触的には悪くない、カンダイ?→これは可能性が一番高いだろうなと思う。正体不明であるが、楽しめたことは言うまでもないだろう。磯の面白さを味わったのだから。
 
 
 
仕掛けの作り直しとなった。半遊動沈めで中間層よりも下を探っていたが、もっと中間層から上層でクロを狙うことに専念しようと切り替えた。ハリスから、仕掛けが安定したところでタナを調整する。
 
 
手前から、当てていた岩には流れが無くなった。潮流にも変化が時間の経過と共に起こったのだろう。水道に入り込む流れを見つけたので、根掛かり覚悟で攻めてみた。
 
右奥の水道奥へと仕掛けを誘導する。誘導といってもラインの放出量を調整するのだ。張ったり緩めたりと喰わせるチャンスを多く持たせるイメージでポイントからずれないように注意を図る。
 
 
すると、これが正解を導きだしたのだ(^_-)-
 
張ったり緩めたりであるが、その張った時間は多く取っていた。適度な張りを持つ竿先にコン!と小さなアタリを捕らえた。
 
 
まずは水道から離すべくドンドンと引っ張って自分自身に近いところへ誘導させていく。それから、その姿を目視すると魚体が「デカイ!」とすぐにわかる。丁寧に竿が引きを捌きながらゆっくりと弱らせる。手前に突っ込むと、竿の胴で溜め、右に向かうと右に倒し左へ反転させといった具合に、クロを見てドキドキしながらも楽しむ。この至福の時がたまらない  (>_<)
 
 
K氏も駆け寄りタモで上げてくれた。50㎝はあるんじゃない?と半信半疑。
 
50㎝ありました。(^_-)-
 
嬉しい、今年2枚目の50㎝口太!
 
「深島バンザーイ!」(^O^)/ですよ。
イメージ 2
 
 
 
 
その後も、続けてと期待するがクロは手の平よりも小さくなり釣りきれない。潮が下げに入り水温が急激な低下を見せたようだ。他の磯もこの時だけはアタリもなく過ぎたという。
 
 
いつの間にやら、納竿となり、貴重なクロ1尾のみとなった。
 
まさしく、 “ 一釣一美(尾) ” である。最近の私の好きな言葉です。
 
 
☆彡  今回はK氏の案内で深島へ出かけた。最終的にクロは一枚となり厳しいことになったが、その実、この時期にクロということが嬉しいことなのだ。深島の海に感謝の礼を表します。また、K氏、ありがとうございました。また一緒に同行してください。
 
 
☆彡  この時期のクロは、なかなかお目見得出来ないのですが、嬉しいことに大分県南は潮次第では可能性大のようです。近年まれに無い出来事だろうと思われます。タナを合わせる、仕掛けの安定を図りながらも誘いを入れるその喰わせ技も楽しめる一因となったことはこの釣りの宝だろう。この引き出しをまた思い入れにしたいと思う。
 
 
☆彡  クロを頂いたのだが、刺身、バター焼き、汁物、どれも最高の味で堪能できました。また、一段落したら釣りに出かけようかなー (*^^)v
イメージ 3
 
 
チーム アラグレ 会長 ひろ