長崎沖磯へ!( 蚊焼 : 黒島 )

2012年10月25日 木曜日 天候曇り。若潮 満潮6:07、干潮11:23.東寄りの風、波1Mであった。
 
 
天候よし波よし潮よしであった。手持ちの現金が少なかったために節約釣行・・・でも渡船で沖磯へ向かいたい。そんな気持ちを叶えてくれるのが長崎県沖磯。それで決定したのは初めての利用となったが船長へ連絡を入れると快く迎えてくれた。
その向かった先であるが、長崎市を南下し蚊焼という場所。野島、黒島などの手前にある島であるがその真価は侮れない。クロのサイズはアベレージ手のひらから足裏であるが、朝夕マヅメ時にはキロクラスも出るという画期的な場所である。沖には伊王島端島を見かけ雰囲気満点である。船は海斗丸を利用した。渡船代金も2000円とリーズナブルなのも魅力的だ。出航は6:30を予定していたが繰り上がり6:00になった。そして納竿予定は16時となった。
 
当日お世話になった海斗丸です。小船ながら立派な渡船でしたよ。
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早速挨拶をしてから船に乗り込む。船客をそれぞれ下して私の番。コロクロという場所に上礁した。黒島の西側であるがちょっと地形的にはワンド内になっている。遠くには定置網も引かれているがそれでも愛嬌。
 
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本日のtackle
ロッド:がまかつ アテンダー2 1-50
リール:ダイワ tournament iso z 2500
ライン:サンライン ダイナード 1.75
ハリス:サンライン blackstream 1.5
ウ キ:ZAXIS 職人気質
 

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マキエを撒くとエサ取りの反応は良さそうだ。スズメダイ、何やら鮮やかなブルー系統の熱帯魚?だろうか?そんなのが無数に群がっている。船着きから開始したが、反応なし。
沖向きに変更するも反応なし。
どちらも潮の動きがあまりない。
沖向き先端で潮目が出来る。その潮目を探るがちょっと遠い・・・。遠投してもまだ届かない。流し込んでいきたいが流れない。手前のエサ取りも沖に動き始めてきた。
マキエがこぼれて拡散してしまったようだ。
 
気分転換に裏側でエギングをやってみたら即アタリ!軽く小ぶりのアオリイカちゃんをゲットンした。
その後も反応良くイカが乗ってくるので楽しくなった。
 
 
 
インターバルを置いた釣り座に戻るとエサ取りが手前に落ち着いていた。撒き餌ワークに気を配りながら再度立て直しを行う。
その立て直しとは?
足元にマキエを10杯、沖に本命用を1杯と分けていった。その成果が出てきたのはしばらくたってからだ。ようやくクロちゃんをゲットンすることに成功した。
 
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このパターンで、数尾を捕獲した。これで午前中の作戦が終了した。
尾長は小型であったが口太がメインでかかってきた。この中からお持ち帰り分のクロをとりわけ一旦リリースとなった。キープバッカンはとても便利だなぁ。
 
 
合間に、エギングをするがドンドン掛かってくるので止められない。とうとう、キロクラスのクロ?ではなく、イカをゲットンしてしまった。500mlのコーラが小さく感じた。
 
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昼食をはさんで休憩後に、再度釣りを再開した。ちょうど、最干潮を過ぎた頃だろうか?上げ潮に期待をする。
1時間経過、2時間経過と時間は過ぎていくがクロの反応が無い。エサ取りの分離は成功しているが活性が上がらない。クロは居るのか?と自問自答していた。先端沖目に大遠投してから、本命撒き餌をちょっと多めに入れてみた。この時には、足元のエサ取りが学習をして沖には出なくなっていた。スズメダイはエサを撒かないのに私が移動すると付いてくるほどになっていた。
その遠投していたウキに反応が出た!ビュンっと消え去りラインが走る!アワセを入れて掛け合わせた。竿がかなりいい感じに曲がりを見せてこれは来たか?と確信した。足元から延びるハエ根の際を寄せてくる。手前に来てからクロ特有の突っ込みを見せてくれ、強烈な引きに対応する。魚体が見え始めた!「尾長だ!」キロクラスはあるなーと嬉しくなった。すると、フッと竿が急に軽くなった。バラシだ・・・・。ハリスを切られたか?いや、ハリが外れていたのだ・・・・。鈎掛かりが悪かったのだろう、姿を見て獲れると思っただけにとても残念だ。
 
 
 
それからしばらく、遠投作戦とマキエ分離作戦を織り交ぜながらクロを追加していく。
ウキの設定は、0号からG5で十分に対応できた。0号でも良かったのだが、午前中はエサ取りの分離に時間がかかりエサ取り層を突破するためにG5でガン玉を追加してタナを落ち着かせることが有効であった。分離作戦が効果を発揮し始めてからはクロの活性が上がり表層で喰いを見せていたので、午後からは0号ウキがmatchしていた。全体的にタナが浅い、深く探るとクロはかかる様子を見せなかった。水温は安定しているがまだ高目だろう。あと少し下がると良いだろうと思われた。
 
 
午後の釣果はこのように蚊焼黒島のクロ達が微笑んでくれたのだ。午後は午前中と打って変わって上げ潮の影響だろうか?尾長が主体となっていた。午後の尾長達もキープバッカンで活かして持ち帰り分のクロを少々いただいてきた。小さいサイズはリリースとなったのである。やっぱり、キープバッカンは便利だなぁ。
 
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☆彡  長崎沖蚊焼では、結構クロを釣るのが難しい。とてもtechnicianなのだ。そのクロに対応するためにそれなりにテクニックを求められる。それは私にとって楽しい限りなのだ。コロクロは以前上礁したことがあるが足場が良くて釣りやすかった。しかもイカのお土産付きで良かったな。尾長のバラシは惜しかった、あれは獲れていたのに竿さばきが乱雑になっていたのだろう、これは私の反省点でもある。
 
 
☆彡  こちらの磯には機会があまりなかったが、交通の利便が良くアクセスしやすかった。高速道を利用すると女神大橋方面から乗り降りが可能であった。また、戸町にはカメヤ釣り具が24時間体制で営業しているのでエサや道具の補充が出来るので助かる。渡船は小さいので一度に沢山の運搬は無理であるが利用しやすかった。荷物は出来るだけコンパクトにしていく方が磯への上礁がしやすいと思う。私は今回ロッドケース、バッカン1個、クーラーボックスと3つにまとめていたが、それでももう一段サイズをまとめる方法があればいいかなと感じた。あとは工夫次第でしょうか。しかし、近場でこんなにも楽しめるとは忘れていた。また、ご利用してテクニカルなクロ達を攻略していきたいと思う。
 
 
 
チーム アラグレ 会長 ひろ