長崎沖磯 / 黒島 : 平瀬へ!

2012年10月20日 火曜日 天候曇り。大潮 満潮8:35、干潮14:34、北北西の風10M、波2M。
 
 
前回の蚊焼釣行でバラシを演じて悔しい気持ちが断ち切れないままであった。この気持ちを整理したいこともあり再度挑戦することにした。
天候は少々怪しいが船長に連絡を入れると出航予定という。ただし、雲行きが怪しくなり途中回収もあることを告げられる。それは安全面を考慮すると仕方のないことである。私は承知した。こうして、テクニカルなクロに挑戦するべく長崎県長崎市蚊焼へと向かったのである。今回お世話になるのは海斗丸である。またまたよろしくお願いします。
 
 
出航は予定通りに6時であった。納竿予定は16時となる。港に到着すると釣り客がすぐに2名到着し支度していた。私を含め3名で出航となった。
 
 
先客を黒島の1級ポイントである“ ネヤ ”へと降ろし、私は船長のお勧めで黒島の平瀬に上礁した。その言葉とは?「先日は、ここ(平瀬)で大型のバラシが二度ほどあったとよね、あんた行ってみらんね」ということであった。平瀬の前にある瀬が雰囲気抜群で注目されたがそれは大潮なので満潮時にすぐに沈んでしまうというので仕方が無い。船長の勧めに喜んでいくことになった。バラシを聞いて放っておけない私であった。
 
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本日のtackle
ロッド:がまかつ アテンダーⅡ 1-50
リール:ダイワ tournament iso z 2500
ライン:サンライン ダイナード 1.75
ハリス:サンライン blackstream 1.5
ウ キ:ZAXIS 職人気質

 
 
手始めに、最近私のブームであるエギングを開始。即と二投目でその回答を得た。「これは幸先よいな!」等と軽い気持ちが湧いていた。しかし、それもつかの間であることにはこの時には気づかなかったのだ。浅はかな気持ちに左右された自分自身の反省点になるとは・・・。
 
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イカはその後に一杯追加したのみであった。
 

 

さて、フカセの方であるが、バラシノあったと云う船長お勧めの先端付近へとタックルを持って移動する。マキエを撒くと海中ではスズメダイらしきものが泳いでいる。他には青色の熱帯魚系か?他には異常なし。クロの反応は?
仕掛けを投入するが反応なし。あれ?
 
その後も、近目、沖目、中間地点、浅く、深くと狙うも全くクロの反応が無い・・・・。
水温は、少々温かいくらいであった。
潮の動きは、大潮であるがその動きを全く見せない状況である。あっという間に満潮を迎え、潮変わりとなるがそれでも、潮は動きを見せずにただウキも仕掛けも浮遊しているだけのようだ。
あまり、潮の影響が効いていない状態が続く。しかし、確かに、干満差はあるようで、ただ、流れがハッキリとしないのだ特徴的であった。
 
 
 
さて、これをどのようにして攻略するのかと考えなくてはならない。
 
 
これは、前回と同様のパターンにはまるのか?と思ったが、そうではないことがすぐに明らかとなる。
まずは、瀬という場違い、潮の時間帯の違い。などなどあるが、クロの喰い気に何かが違う。遠投作戦とマキエ分離作戦を織り交ぜながらクロを狙って奏功したが、今回はエサ取りの魚達もそんなに多くない。
 
 
どうしていくと良いのか?解らない。ピンスポット釣法を試みてみる。狙うポイントに集中してマキエを撒いてからピンスポット的に狙う方法である。喰い気のあるクロが居るならば先に喰ってくるはず・・・。それを狙うのである。
 
それが、効果をきたしてようやく、クロをゲットンした。しかし、型が小さい。手のひらくらいだろうか。それからもコンスタントにクロを掛けられるようになるが、やはり型が小さいのだ。これはまた、困ったことになった。クロはかかるが型が伸びない。
さてと、どうするか?
インターバル作戦に出てみたが効果が無かった。
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気分転換にエギングを再開してみたが反応なし。本日は何かがおかしいのだろうか?そうしている内に風が強くなってきた。しかも北西方向?詳細は北北西であった。その風は収まる様子が無く強まる一方であった。風はフカセにとって天敵でもある。風に立ち向かっていたが、仕掛けもマキエも満足に打てなくなり、風に逆らわないように背を向けるようにして釣り座を変更した。
釣り座を大きく変更したが、黒島本島向きになってしまった。また、干潮を迎えていたので水深もそこそこに浅くなり始めていた。それでもやるしかない!と強い意志を持ち自分を立て直す。
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クロの反応は勿論なく、時間だけが無情にも過ぎていく。
 
 
 
それから、ウキを0号中心の軽い仕掛けから、G4に変更した。すぐ下にガンタッチのG4をセットしてハリスにガン玉の6号、または7号を段打ちにしてみた。始めは、底付近にいるベラやハマフエフキが喰ってきたがその後にウキをジワリ―と沈ませるアタリがあった。そう、クロの反応である。ようやく、掛け応えのあるクロに出会った。
タナは、浅い。ハリス分だけである。このクロを皮切りに4尾のクロを掛けることに成功した。
 
その釣果がこれだ!
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ようやく反応を見せた辺りであったが、納竿時間となり終了である。
 
☆彡  長崎沖蚊焼のクロ達はtechnicianらしく私を迎えてくれた。優しくはなく、厳しいそのものなのだ。でも、そのクロを攻略するべく頭を全開にした戦いは楽しくなった。このように苦労するクロ釣りは最高に面白いですね。バラシに相当する対等なクロには行き渡らなかったがそれはしょうが無いことだ。自然には逆らえず、自然そのものを受けることも大切だからだ。バラシノ言葉は、釣り人にとっては大型を予感させる言葉なのだろうと改めて気付いた。また、挑戦できる日を楽しみにしておきましょう。
 
 
☆彡  今回も私は今回ロッドケース、バッカン1個、クーラーボックスと3つにまとめていたが、やはり工夫は必要だ。他の釣り人の荷物を観察すると、ロッドケース、バッカン1個、他にはリックサック??なのだ。クーラーボックスは?と感じたが、スカリといった生け簀を準備していたのだ。それに釣果を生かして港に持ち帰り、魚の処理は港で行うというものだったのだ。リックサックには何が入っているのかは不明であるが大きさは千差万別であった。なるほど、と思ったが、荷物の整理は私のような欲張りな釣り人には永遠の課題であるかもしれない。しかしながら、今回もあっという間に時間は過ぎてしまったが、まだまだ、やることの課題もたくさん残っているような気がする。テクニカルなクロ達は私の狩猟本能をくすぐるのだろう。また、楽しみに行きたいと思う。
 
 
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イカとクロを刺身でいただいたのだが、とても美味しかった。脂ののりはまだこれからといったところでしょうが、臭みもなく旨みが充分に溶け込んでいた。あとは、神経絞めでも練習するかなー。
 
チーム アラグレ 会長 ひろ