尾上島のグレ達

2013年11月20日水曜日 天候曇り、中潮 満潮9:59 干潮15:52 北西の風11-13M 波2.5M。
 
 
阿蘇山や湯布院、天山といった九州の山間部では初冠雪となった。西高東低の冬型の気圧配置となったのだ。まだ秋かな?と思っていたがいつのまにか冬が到来しているようだ。晩秋を見逃してしまいそう。
そんなサムイ日が続く中、休日がやってきたので釣行予定を立てた。同クラブのタケチャンと都合がついて同行してもらうこととなった。タケチャン最近は仕事が忙しくて釣りは・・・・フカセ釣りは・・・・数ヶ月ぶり?かもしれない。
 
 
秋の尾長祭りを期待していたが天候が思わしくなく、どこの釣り場も嵐の影響で磯が見つからない。でも、宮之浦はこんな悪天候でも釣りが出来るところがすごい磯場だ。先日に大会予選でいくことが出来たので状況は把握済み。船長へ連絡をするとOKの返事。
 
 
夜中にタケチャンと合流して、伊万里マルキンでエサの補充を行う。久しぶりの磯になるために、適度に楽しむ釣行を計画した。
ルアー エギング フカセの3本仕立て。波もありヒラスズキが出ないか?ナブラがたっているので青物が来ないだろうか?風がもしやめばアオリイカも!
もちろん、フカセでグレは間違いないだろう!とそう目論んでいた。
 
 
車中ではタケチャンと釣り談義!あっという間に港に到着した。港では波立つ音が騒がしい。もちろんこれは時化だな!
 
 
船長が来たら出航だ!
 
 
今回お世話になっている渡船は、いえいつもお世話になっています、丸宮釣りセンターの丸宮丸で行きましょう。
 
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目指すは、沖磯  尾上島。ここならば、1周歩いて回れるし潮回りも良いので上げ下げともに狙うこともできる。まぁ、今回は天候のせいで北と西には上がれません。
上礁したのは、尾上島の波戸でした。ここならば足場も良くて安心して上礁が出来る。
 
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荷物を置いても安定感抜群なので危険もない。もちろん過信は禁物であるが歩いて移動が出来るので心配ない。
波戸を拠点として、好きな場所で釣りをする。他客がルアーマンで2名居たがお互いの釣りを占拠しなければよいだろう。
東の空が白む前にルアーのセッティング。マキエも混ぜ混ぜしておこう。
 
 
 

 
 
 
さぁ、ルアーを引っ提げて釣りを開始だ。
タケチャンは、平瀬から北方面へ行ってしまった。私は波戸から南を狙う。しかし、反応なし。
タケチャンが居る平瀬方面へ移動してみる。状況を尋ねると、「ちょうど今、バラシたところだった」と仕掛けを組み直していた。
サラシの先からズドン!!っとアタリが来て締めていたドラグが鳴り響いてラインを引き出されたという。リーダーごと持って行かれたそうだ。
何と!!ビックな魚が来ていたとは!!タケチャン予想では良型のヒラスズキだろうという。
しばらく、私も頑張って投げていたが反応が無いためにさっそうとあきらめてフカセ釣りへ向かうのであった。
 
 
 

 

本日のタックル
ロッド:がまかつ アルマ1.25-5.
リール:ダイワ 2500
ライン:ナイロン 1.5
ハリス:フロロカーボン 1.5
ウ キ:ザクシス Gz タイプ2

 
 
今回ウキ Gzタイプ2が登場したので早速使用感を試すことにした。0号をチョイスしていこう。
 
 
 
海況の様子から観察をする。上げ潮がまだ動いていないのだろうか?潮の流れは左右に揺れている。まだ安定していない感じであった。上げ潮が動き出せば左から右へと流れるだろうと予測していたが、そう思う通りにはいかないようだ。時間の経過によって、右方向へゆっくりと流れ始めた。しかし、右側はルアーマンが待機してルアーを投入しているのであまり流すことはできない。なので、正面を狙うことになる。其の正面は、当て潮気味であるがやるしかないだろう。沖へ遠投してラインを巻き返しながら仕掛けを入れ込んで合わせていく。それがセオリーではあるが実際はそう簡単ではない。
 
 
追加の状況としては、北西の風が思った以上に強い!風裏に居るのだが、その風は追い風にならずに、逆に回り込みの風となり正面方向と、右からの吹き付ける風が混合しているのだ。あまり風が入れ替わり仕掛けの投入もマキエの投入も正確さをどうしても欠けてしまっている。
当て潮で遠投と行きたいが、仕掛けが飛ばない・・、マキエがあらぬ方向へと飛んで行ってしまう。
手の尽くし様がないのだが、それでも立向かった。
 
 
 
バッドコンディションに強いであろうGzもこの状況では合わないか?
そう頭の中をヨギッタ
 
 
でも、此のままではいけない!何かを変えなくては!そう自分自身へ言い聞かせて、打破策を練る。
 
 
 
正面は無理そうなので、やや風の抵抗を受けるが、右斜め向かいに潮目があることが分かった。その潮目は近くなったり遠くなったりと流動的でした。その動きを見ながら仕掛けとマキエの同調を合わせることにした。ここで、風を切るGzが役に立った!!
 
 
小さな個体は、飛行姿勢を崩さずに飛んでいく。風が入れ替わるためにタイミングをしっかりと見計らわないといけないが、うまくいくと良く飛ぶ!これで、仕掛けの投入は出来た!後は、マキエの利かせ方だな・・・。試行錯誤の末に、失敗の無駄打ちマキエを繰り返してナントカ盛り返す事が出来た。
 
 
 
沖目で同調が図れるとウキがスィっと吸い込まれた!アタリだ!
心地よい引きを堪能しながらクロを寄せて引き上げる。型は大きくはないが嬉しい一尾だ。其れからパターンが解り、数尾を捕獲成功した。
 
 
 
 
 
タケチャンは思う通りに行かないフカセに翻弄しながら、悪戦苦闘をくりかえす。ようやく、二尾を捕獲して休息した。丁度この頃から、上げ潮が本格的となり磯場は流れが強く
、潮が上がり足場も無くなってくるから仕方がない。
 
 
一旦休憩をはさみ、あまりに北風の冷たさに寒くなり、尾上島をめぐってみた。あまり歩かないところをサルキ、体も温まったところで、タケチャンはルアーとフカセを再開した。
私は、異常な眠気に襲われて1時間過ぎのグースカピーの睡眠となった。
 
 
睡眠から目が覚めると、タケチャンは頑張っているが、海からの反応は薄いようだ。タケチャンがルアー散策している最中に、沖目の潮目を集中して狙うとクロの反応はあるようだ。風の強さに応じてガン玉を追加して仕掛けの安定を図ると良いようだ。
 
 
 
撒き餌も尽きて終了となった。
 
今回の釣果は乏しかったが、それぞれが苦労したグレ達なので満足感はある。
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☆彡  久しぶりにタケチャンとの釣りであった。気が知れた仲間だと安心感も強く、釣りも大事であるがそれ以外の信頼感もあり釣りは楽しめる事が解る。釣果は、それほどではないが、グレ釣りは苦労するほどに面白い!これを忘れてはいけないだろう。何とかしようと手を尽くす!これが良い!!宮之浦は時化大魔王で我らを持て余していたが、其れなりの釣果を得る事が出来たのは風裏でも工夫次第という事を知らしめている。尾上島のクロはとても旨い!これからが旬のクロ達ともっと遊んでみたいな。忙しい中に同行してくれたタケチャンへ、ありがとう!また落ち着いたら釣りに行きましょう!!
 
 
☆彡  今回、ザクシスからの新製品 Gztype2を使用したが、強風?爆風?の中に、飛んでいくことが出来たタフコンディションに合うことが分かった。きっと使い込むと面白いだろう。また、釣りに行きたいが、天候に最近は恵まれないので残念だ。ウーン、やっぱり、釣りは磯へ出向いてからこそ釣りなのだ!早く、釣り行きたい!
 
 
 
アラグレ師 ひろ