尾長ポイント : 沖ノ平瀬!

2013年5月16日木曜日、晴れ,小潮 満潮13:30、干潮6:30。波1.5M、北東の風16M
 
 
舞台となったのは長崎県伊王島沖にある平瀬を目指しました。沖の平瀬では最近尾長クロが好調と情報を入手しました。船長に連絡を入れると確かにそのようでした。風も北東の風が強いようで長崎県北部は波も3Mになるという。それはそうだろうなと思う。北東の風に強い釣り場は長崎県南部にあるので助かりました。
 
その沖の平瀬へ予約を入れると平日であり空きがまだあるようで助かりました。先日は50㎝に迫る型も出ているらしいですね。カメヤ釣り具にも餌の予約を入れて準備万端。夜中に一路向かって車を出していきました。
 
 
港に到着すると、釣り人が数名待機していた。船長も到着し挨拶を済ませ乗船した。出航後、平瀬へ向かった。波も穏やかで大丈夫そうだ。
 
平瀬には私を含む4名が上礁した。特級ポイントのハナレには2名が上礁した。
 
釣り人2名が左側 ハナレ向きに釣り座を構え、もう一人が中央へ位置したので、私は右側の伊王島向きを釣り座に構えた。
 
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本日のタックル
ロッド:がまかつ アテンダー 1.5-53
リール:ダイワ 3000
ライン:セミフロート 2号-2.5号
ハリス:フロロカーボン 1.75-3号

早速支度を完了した私は釣りを開始した。右側なので船長曰く状況的にはクロが掛かっている場所だという。昨日もその場所しかクロが掛からずに数名の人が入り二桁をあげたという。
 
海況は潮の動きは緩やかに北向き、伊王島方面に流れているようだ。マキエを足下から撒き様子をうかがう。餌取りの姿は確認できず。水温はさわると暖かい感じである。
 
 
竿1本先から投入し様子を探る。仕掛けはタナも解らないので全遊動でハリスを1.5ヒロに設定した。ウキは0号でガン玉は無し。仕掛けが安定するとじんわりとウキがシモル程度となった。打ち返していくと、ウキが消え去った!アタリだ!!
 
ちょうど、浅いところを流していたので強引であるが引き寄せる。竿はいい感じで曲がりを見せた。瀬を越えようとしたときにフッと軽くなった。テンションがなくなり竿は天を仰ぐ。なんとハリ外れであった。ちょっと強引だったかな?と思うも寄せないと瀬があるので油断は出来ない。
 
 
早朝早々にバラシを演じるとは何ともはや・・・・・。
 
 
 
 
それからも打ち返しを繰り返した。時間が過ぎていき朝日が昇る。明るくなるな-と思ったときにウキがまたもやシュンと姿を消しラインが引かれた!アタリだ!
 
今度は逃さないゾッと意気込んだ。それでも瀬があるので強引さは変えられない。無事に瀬を乗り越えた、よしよしと壁を乗り越えた。次は引かれるのを溜め込んでこらえる。魚は観念して海面へ近づいてきた。来た来た-、「オッと!キレイな魚体なのは!マダイだ!やったね」と喜んだ。それも実はつかの間で、海面付近で反転されてあと一息でタモ入れというところでテンションがなくなった。何とも!ハリ外れなのだ!
 
 
またしても、バラシを早々に2度も演じるとは・・・・・・・・トホホ・・・。
 
 
 
 
 
ハリスはザラザラになっていた。時間をかけすぎるとハリスが切られるところだ。その前にハリが外れるとは。
 
 
 
 
 
 
 
 
気持ちを切り替え、ラインは2.5号のまま、ハリスも3号のまま夜明け後のデカバンに備えた。
ポイントを少し伊王島方面に流れるように操作した。
 
ウキがシモリ潮に馴染んでいく。マキエを広範囲に拡散させて様子を見る。スパーンとウキが豪快に消し込んだ!これは尾長だ!!掛け合わせた!力勝負であるが負けない気持ちでいっぱいで応戦した。竿をめいいっぱい絞り込んで1回目の突っ込みを耐える。それから2回目も耐える。強い引きが襲ってくる。3回目の突っ込みが来たときにナント!テンションが急になくなった???なんで?
何とも、ラインが切れて高切れになってしまったのだ!「嘘でしょう!」と驚いた。突っ込みに耐えていたのに・・・。ラインが瀬に当たる感触も傷もなかったので。ラインが痛んでいたのでしょうか?
引きからして断然良型の尾長が期待されていただけに、悔やまれた。
 
 
朝マヅメに三度のバラシを演じてしまう私は・・・・修行が足りませんな。
 
 


 
 
それからというモノ、海からの生体反応は尾長から一転して、40㎝オーバーのイサキが出迎えてくれた。これはこれで嬉しい。でも狙っている対象が違うので納得できない。一応キープはした。
 
その後も時間が経過するがアタリはあるモノの、バリやイスズミやスズメダイくらいとなった。潮の動きもなくなり停滞した。反対側のハナレ向きは、水道で尾長が来たが1尾のみ。他にはチヌと型が伸びない尾長であるという。ハナレの方は頻繁に竿が曲がっていた。やはり別格なのでしょう。
 
潮が上げてきて右の釣り座が被り始めた。中央位置へ移動する。中央では潮の動きが強くなく安定しない。遠投を利かせて遠目の潮目と沈み瀬を狙ってみた。
 
 
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しかし、クロの反応はない。
沖目の遠投で先打ちマキエをしてから仕掛けを投入後、マキエを利いてきたのに釣られて来た魚が反応した!アタリだ!心地良い引きを見せて楽しませてくれる。尾長の引きはおもしろい。しかし、良い感じで揚がってきたのは待望の尾長であった。やっと本命に出会えて嬉しかった。
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連続ヒットとなることを期待したが、先ほどのは交通事故?と思わせるように次へと繋がらなかった。
 
 
 
 
それから間もなくして、遠投と近距離を交互に攻めていくと。手前の離岸流に乗って払い出しの先で竿引きでアタリが来た!!
これは元気が良い!ラインが止まらない!!何とかスプールにかけた指で止めるも、一旦止まったがそれから反撃されてラインが引き出されていく。「これはデカかばい!捕れないかもしれない」と弱気になった。それから、止めようとしても案の定遅い反撃は対応することが出来ずにハリスからのチモト切れであった。ハリス,ライン共にザラザラと瀬に擦れた跡が残っていた。
 
これで4度目のバラシを演じてしまった。何とも恥ずかしい。
 
 
 
 

 
 
 
その後は反応がパッタリと無くなり生体反応も消えていった。ちょうどこの頃に風も正面から吹いていて釣り辛くなっていた。
途中休憩を挟みながら自分のペースで釣りをすることにした。
 
 
 
風の影響が有りすぎたために、南側を向いて釣りを再開することにした。潮の動きはない。ハナレ側の釣り人は水道から流れる筋の際でコンスタントに竿を曲げていた。アタリも頻繁にあるようで掛け合わせでチモト切れが連発して対応するのに困難であったという。そんな中良型の尾長を数尾捕獲していた。さすがですね。
 
 
私の方は?磯の動かないポイントになる目標もないが、マキエを入れるところとチビチビと入れるところを分別してクロを誘い出そうという作戦で臨んだ。スズメダイやベラ、ネンブツダイが喰ってくる。それから少し時間が過ぎた頃に、ウキがゆっくりと吸い込まれた。アタリだ!ちょっと遅アワセで対応した。瀬に当たるモノのしっかりと引き寄せてタモ入れした。いい感じのポッテリ具合の口太クロである。やったね!
 
 
 
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何よりも作戦成功したのが嬉しかった。チビチビ作戦成功。
他にも惹き寄せられたクロは居ないだろうかと攻めてみたが、もう居ナッシングでした。
 
 
その後風も弱くなり、伊王島向きで釣りを再開した。波に押された動きであったがその潮に乗せていく。ラインを張っているとコツン!グーン!とアタリが来た!
 
 
尾長が来てくれた。
 
納竿時間となりこの日は終了した。
 
最終的な釣果を残す前に、調理していただきました。大変美味しく、脂もノリノリで旬を楽しませていただいた気分でした。綺麗なその身は最高の味わいでしたのだ。
 
 
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☆  尾長祭りを期待したが、私が掛けきれないのかその日は場所を変えていたのか、祭りになるほどではなかった。しかしながら、同じ平瀬に上礁している人は尾長祭りを満喫していた。なので尾長は居るのに私が掛けきれない修行のタラナサを示唆していると思う。すぐそこにある尾長祭りに私も今度は参加してみたいと思った。
 
 
☆  クロは潮釣れという話があるがそれは最もである。また、ポイントを自分で創れ!とも言われている。これは今回実践することが来た。何気ない捕食ポイントを見つけるのが通常であるが、こんなところで?という場所で意図的にマキエで惹き寄せて喰わせるという事が成立したときは面白かった。こうして自分で創作(捜索)していくこともフカセでの醍醐味ではないでしょうか。良型の尾長居ますね・・バラシは痛かったがいつかは成長して臨んでみたい。補足:ハリの選択は必要でした、食い気がコロリと違いました。
 
 
チームアラグレ ひろ