のっこみチヌ : 宮之浦 ウラの瀬
今年は長編のゴールデンウィークが怒涛の風のように過ぎ去りましたね。連休中は仕事と私用で忙しくてようやく釣りを再開です。今回は、同クラブメンバーのタケチャンと2名での釣行です。数日間異常な黄砂に見舞われた九州北部。雨もなかなか降らない状況で海の方はどのようになっているのか気になるところです。
事前情報によると各地はクロやチヌで盛り上がっているようです。五島はクロが釣れ続いているようで気になるのですが、今回は宮之浦に決定。宮之浦は時化ればヒラスズキ、凪だとチヌが狙えるようです。
“ 丸宮釣センター ”の丸宮丸です。
船長と磯の状況を相談したところ、上礁先はお任せすることになりました。
釣行は出航5:00、納竿16:00としています。
天気予報はあたるもので、濃霧注意報・・・すごい霧が立ちこんでいました。
出航後、向かった先は頭ヶ島。しかし、素通りしてそのまま阿値賀方面へ進んでいきます。他の釣り客を降ろした後とうとう上礁した先は今回の釣行で舞台となる“ ウラノ瀬 ”です。
ここは、以前上礁したことがある場所ではあるが足元には大きな沈み瀬があり釣り場としては難しい場所です。夜が明けて、釣りの支度にとりかかります。
本日の私のtackle
ロッド:がまかつ アルマ 1.25-50
リール:ダイワ iso-z 2500
ライン:サンライン ダイナード 1.75
ハリス:サンライン ブラックストリーム 1.5
ウ キ:ZAXIS syokunin katagi タイプ SS B
海況はどうなのか?潮の流れは左から右へと動いているようです。左にタケチャン、右に私が釣座を構えます。
― 上阿値賀 ウラノ瀬の状況 -
潮の動き → → → → → → →
チヌのヒットポイント ×
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■ ■ ■ 沈み瀬 ■ ■ ■ ■
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↑ ↑
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タケチャン 私
釣り座 釣り座
さて、この状況をどのようにこなしていくか問題です。足元の沈み瀬をかわせないとラインが致命的な損傷をきたすでしょう。しかし、タナはチヌながらに浅くはないだろう。そこで、考えたのが、いつもなら軽い仕掛けでゆっくりと仕掛けを入れていくのですが、この状況に合わせて重い仕掛けを選択します。重いといっても、理想なら2B,3Bくらいで狙うところですが、私の持ち手にはBのウキしかなかった (>_<)
それで、B仕掛けで臨むことになります。
ハリスを2ヒロ強とり、仕掛けの馴染みを早める作戦を取ります。
撒き餌を先打ち、更には広範囲に撒きにマキ、仕掛けの投入。隣の瀬ではチヌがかかっているようです。もうすぐだろうと自分を信じて仕掛けと撒き餌を打ち返していきます。沈み瀬の先へ仕掛け投入し、沈み瀬に当たらないようにライン修正を加えながら潮の流れに合わせてライン操作していきます。ウキの視認が濃霧で見えにくいのですが、まだまだと流しを続けます。これで、宮之浦の魚は期待を裏切りませんよね(*^_^*)
きちんと応えてくれました!!
ラインが潮流に合わせていたのですがそれ以上僅かながらも引き出されるアタリを捕らえて竿を立てアワセをくれてやります。
魚の反応は竿に重量感を持たせ、潮流というパワーを加重させて一気に胴に乗ってくる。そして、チヌ独特な首振りのゴン!ゴン!という、引きを堪能しじっくりと寄せてきます。
このやり取りの際に、沈み瀬をかわすという技(WAZA)が必要となります。通常チヌはクロのように突っ込みを見せないために竿を頭上に立てて、いなしていくのですが今回は違います。魚の特性として、引く方とは逆の方へと走るのです。だから、その特性を生かしていなしていくことが必要となるのです。つまり、頭上へ引き上げると魚は「釣りあげられるもんか!」言わんばかりに必死な抵抗を見せ下へと走ります。自然相手でしかも生命をもっているのですから、必死なのも当然です。それを釣りあげるのですからそれなりに対応しないと失礼でしょうね(*^^)v しからば、私はどうしたのか? 竿を立てずに、竿をやや横に寝かせてじっくりと粘りを利かせて沈み瀬から外れていく様に調整します。沈み瀬から外れたら一気に引き揚げにかかり海面を割らせるようにしました。これでタモ入れフィニッシュと言うところです。
そんなパターンを見つけたらこっちのもの!続いてチヌを追加していきます。
しかし、竿が立っている。沈み瀬には当たらなかったものの痛恨の針外れをかましていました
(>_<)
さらにアドバイスを入れて、今度こそは!
しっかりと竿を寝かせてやり取りをじっくりと行います。その後、慎重なやり取りの末にタモ入れ成功!
その成果があり立派なチヌをゲットンしました。(^。^)y-.。o○
本日は昼くらいまでと予想していたのです、楽しい時間はいつの間にやらと過ぎ去っていくものですね。途中、風のあおりがひどく、地磯へ瀬代わりしたのですが、あっという間に夕方となり納竿です。
黄砂や異常な濃霧の効果か?喰い渋りを見せるチヌでしたが、良型を揃える事が出来てホッと一安心です(^。^)y-.。o○
☆彡 今回は、チームアラグレメンバー タケチャンとの釣行でした。本命ノッコミチヌを堪能し確保できて楽しかったですね。濃厚な霧に、南からの強風というタフコンディションではあったのですが、そんな中での釣果は貴重です。沈み瀬の対策や狙い方などを復習するには持って来いでした。さすがは釣り道場宮之浦ですね。簡単にはいきません。宮之浦方面も雨が少なく状況的には厳しいようですが、今後の天候次第では望み大です。釣り道場で遊んでみてはいかがでしょうか?タケチャン、同行ありがとうございました。また、一緒に行きましょうね。
☆彡 海況に応じた仕掛けや戦略はとても大切ですね。状況に応じた仕掛け作りやポイントの選定は釣果へ直結するのではないかと思いました。自信を持った釣りをすることは、自分自身を成長させてくれると思います。また、宮之浦の海で遊びましょう。海へ感謝です。「また、釣に行こうっと」 (^。^)y-.。o○
そうそう、当日は、濃霧で太陽も見えなかったのですが、想像以上に日焼けしていました。今後は日焼け対策や暑さ対策も必要となってきますので皆さまもご注意を。
チームアラグレ 会長 ひろ