口太50㎝オーバー! : 大分県 深島

2012年3月7日水曜日 大潮、満潮 7:58、干潮 14:01、天候曇り。波高1.5M
 
 
今年は難しい(>_<)、なかなか釣行予定を立てても天候が不良で中止が連続となりとうとう、2月は1度も釣行出来ず仕舞いでした。そんな時、釣友のK氏から連絡が入る。近頃大分方面で爆釣しているという。その朗報に私もあやかろうと、K氏の誘いに即決であった。
 
釣行予定は7日の夕方に磯に入り8日に一日一杯釣りをして帰ろうという計画だった。しかし、天候はなかなか安定せずに雨模様が取れなかった。そこで、計画変更し7日朝に入り一日釣りをしてみようとなった。
 
夜中にK氏と合流し、大分の情報を収集しつつ釣り談義に花が咲く。港に到着すると平日というのに人がいっぱい居た。いっぱい居るということは釣れていることだろうと予測がつく。船に乗り込み大分の磯へ向かう。
 
 
 
今回利用した渡船は大分県蒲江の正福丸です。当日は大変お世話になりました。そう、目指したのは大分県南でも宮崎県寄りの深島を目指しているのだ。
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すっかり夜が明け明るくなっているので前日の海況が確認できる。ウネリがやや残っているものの釣りには影響なさそうである。上礁したのは “ コウタクバエ ”という。此処コウタクバエは深島でもツバクロが見える範囲でA級磯に当たるという。
 
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本日のtackle
ロッド:がまかつ アルマ 1.25-50
リール:ダイワ iso z 2500
ライン:サンライン マスラード 1.8号
ハリス:サンライン black stream 1.5 ~ 1.75号
ウ キ:ZAXIS  職人気質 SS G5、0号 、medium G2

 
 
 
準備も整い釣りを開始。釣り座の配置は海に向かってK氏が先端から左側を、私が右側に入った。足元に撒き餌を撒くとそれにつれられ餌取りが寄ってくる。餌取りはカワハギ類が多いようだ。私にヒットするが最初の方は、キタマクラでした。それからも続けていくと、K氏の方に潮の動きあるようでグットサイズのクロが掛かり始めた。ファーストヒットを取られたものだからちょっと悔しい(>_<)
 
 
開始早々はZAXIS SS G5を馴染ませるようにしていたが、反応が無く、風も強いためにガン玉を追加し浮力を抑えて半遊動沈めに変更した。これで口太クロをなんとか1尾ゲットした。これで一安心。でも、それからが続かない。K氏の方も同様で風に翻弄されてライン修正がなかなか効かない状態が続いた。これは仕掛けをしっかりと入れ込むことが出来ないと判断し、G5から medium G2へ変更した。この時にタナも深めに入れてみた。撒き餌を多めに撒いて、広範囲を探れるように注意を払った。仕掛けが安定しウキが入り込む!続いてラインも走る。アワセを入れて竿でタメルもそう引きが強いわけではなさそうだ。難なく寄せて、良型のイサキをゲットした。イサキのタナに届いたようだ。これは、タナ調整を図り再び・・・・・。
 
今度はライン引き!しかも、強烈だ\(o)/! 負けじと竿でタメルが結構引きが強い!これは尾長だと確信した。引きはさらに強くなり竿を絞り込まれる。それでも、負けるかとタメテいると竿先は天を向いた。ハリスが切られてしまった。「アー、やってしまった」と悔しい気持ちが残る。
 
 
見回りの船が来て、釣果を尋ねられるがあまり芳しくない。しかし、他の磯は好調のようである。瀬代わりはせずにそのまま残ることとなった。その直後に、船長から「瀬泊りのお客が居るから一緒の乗せてくれ」という。私らが終了してから釣りを開始されるという。その釣り人は、ここ深島に通っているそうでトウタクバエのことはよく知っているようだ。その方から「喰い渋りの時にはムキミがいいよ」と少々分けてくださった。それに「深島のクロは、撒き餌を撒いて瀬際についている良型のしびれを利かせつつ、瀬から離すようにして誘い出すといいよ」とアドバイスをもらい、釣りを再開する。この時に、釣り座を左右変更した。
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ムキミでの効果は発揮することはできなかった。この時にふと思い出し、マルキューの“ グレにこれだ ”があることを思いだして生オキアミに使用した。潮の払い出しを丹念に探り仕掛けを深く・深く入れ込んでみた。スルーとラインにアタリが来て、引きはしないが重い?寄せてくると40㎝オーバーの良型イサキではないか(^_-)-
ありがたく頂戴することにした。
 
 
先程と同じく、ついつい入れ込んでしまう習性を修正するべく、タナを意識していく。丁度瀬際の潮とハエ根先端の潮が合流する地点で潜り潮を見つけた。そこへ仕掛けを誘導し、ジーッと待つ、待つ、まだ待つ。すると、竿先にコンと軽く叩くような振動のアタリを捕らえた!即聞きアワセを入れると!それは、それは引きに引きまくり竿はいい感じに曲線を描いていた。タモ入れ成功し、なかなかの良型!
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ナント、47㎝の良型ではないですか(^o^)
 「ホッと一安心です ☆三 」
 
 
 
 
この後には、K氏も良い感じで竿を曲げてクロをかけていきます(^_-)-
 
 
 
タモ入れ成功し、見事40㎝オーバーをゲットしていました。
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クロやイサキで充分な釣果に恵まれたことに安心し、これで、赤色の魚も来るといいのになぁーなんて欲が深くなっているとその思いが通じたのか?深島の海は期待に応えてくれるんですよね。
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15時が近くなると夕マヅメが迫ってくると野性的な直感を感じた。その瞬間強烈なアタリが来た!
(-_-)
竿でタメテもその引きは止まらずノサレそうになる。それも我慢してこらえる。でも、ラインごと高切れた(T_T)
「相当デカカッタバイ」、本日2回目のバラシとなった。おそらくは今日一番の引き具合と思う。
 
 
 
丁度よく、夕マヅメはSS 0号にしてガン玉を使用せずに軽く軽めでの完全フカセに挑戦することにした。この時、瀬泊りの釣り人からのアドバイスが効いていたことを確信した。というのは、深島のクロを瀬際から離して掛ける。そう、潮上となる瀬際への撒き餌をアドバイス後から少量ずつだが、ずっと丹念に入れていたのだ。
 
 
 
まずは、仕掛けの安定を図るために足元から狙う。仕掛けを馴染ませるようにライン修正をシビアに行う。すると、ウキがわずか5センチ程度押さえた。いや!これは確信的にアタリを捕らえた!すかさずアワセを入れると、重量感のある引きを見せる。
すぐに、竿先は天空を切った。バラシだ・・・・。(T_T) 
今回3回目の痛恨となるバラシ・・・。
口切れか?針は残っていた。喰い渋りの影響か?皮一枚の喰いであることなんだろう。
 
 
 
 
しかし、アタリと合わせのタイミングを図れるようになった。それをK氏に伝えると、同様K氏にもクロがかかる!!しかも強烈すぎて竿先が海中に突っ込む勢いで体の態勢が追いつかないほど!しこ踏むようにこらえにこらえていた。
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その数十秒後にキィィーンと糸鳴りしていたラインが途絶えた。ハリスをビチ切られていた(_;)
 
 
 
私の方も気持ちを入れ替えて残り時間まで楽しむことにした。完全フカセのままで撒き餌が利いていると思われる流れの先となる潮を読む。そして、マキエワークを利かせつつ、仕掛けの安定を図ることを優先にして仕掛けを馴染ませる。そして、その瞬間は訪れた。
竿先のラインのたるみとなる部分を極力抑え、張りを与えていたところ、竿にコンと小さな振動が伝わった。リールのスプールに指を当てて利きアワセをしてみた。とてもいい感じでアルマが最高の曲線を描き引きに応えてくれる。ラインを抑えていた指で引きの強さを感じながらこれは良型だと確信した。ベールを戻して竿の反動力を利用してジワリと引き寄せてくる。
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「んが!?いつもと違う?」 (_>)
ジワリと寄っては来るのだが魚が浮上してこないのだ!その重量感たっぷりな引きは瀬に近づくと同時に強烈な突っ込みを見せてくれる。それを反転誘導させて、ゆっくりと弱らせていく。「Kさん、これは違うよ、重いし、上がってこない」と叫び、K氏にタモ入れのヘルプを頼んだ。それと同時に自分自身にも「落ち着け、慌てるな、焦るな」と何度も言い聞かせていた。
ヤツは観念したのかその魚体を見せ始めた。瀬際から離して沖で弱らせ、タモ入れ成功する。K氏「これはデカイよ、50㎝あるっちゃないと?」
その言葉に、メジャーを当てると、50㎝をオーバーしている。その後しばらくは、あまりの感激に体が反応してアドレナリンが放射していたのだろう、足の震えが止まらなかった。
(^_-)-
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帰宅後、まるきん検量で50.5㎝、1.9kgとわかり、魚拓となったのは言うまでもない。私の口太クロの自己記録更新となった記憶に残る嬉しい一尾である。
 
 
 
 
 
その後、クーラーはほぼ満タン近くとなった釣果に満足し、納竿時間となり本日終了である。深島の雄大な光景を見ながら帰港する。
 
 
 
☆彡  今シーズンのクロ釣りは上出来なことだろう。その裏腹に天候に悩まされ中止になった釣行も多々あるものの釣りに行ければそんなこともすっかり忘れてしまう。安全な釣りを心がけいつかは天候にも恵まれきっと楽しむ釣りが出来ると待ち望むのも良いだろう。その反動が釣り人を興奮させ、更に楽しめる。
 
 
☆彡  喰い渋りへの工夫。撒餌の配合にひと手間かけてみる。ムキミを利用する。ドリップを混ぜてみる。生のオキアミで付け方にこだわる。喰わせ重視のために鈎の大きさを変える。水中感度に優れる信頼できるウキを使用する。竿やラインなどの仕掛け全体のバランスを整える。などなど、たくさんの工夫を用いてみると面白い。
 
 
☆彡  大分県南深島への釣行はこれで2回目であったが、太平洋と繋がり黒潮などの影響を受けているのだろう。とにかく魚影が濃い。寒が入っているのでクロ釣りは、口を遣わせるのが難しく喰い渋りも当然である。その渋さを満喫するために工夫をするのだ。瀬泊りの釣り人のアドバイスはとてもわかりやすかった。その節は助言を頂きありがとうございます。その助言を生かした釣りを展開できて私自身も嬉しい。しかも、自己記録を更新できたこともなお嬉しい。深島の海の恵みに感謝します。そして、案内役をしてくださったK氏へ、大分県南をでの釣り楽しかったです!ありがとうございました。また、同行よろしくお願いします。一緒に喜んでくれたK氏家族皆様にもたいへんお世話になりありがとうございました。
 
一釣一美!
 
「やはり、釣りって楽しいです。また、釣りでかけたいなー」 (^_-)-
 
 
 
 
帰宅後、K氏と共にクロを頂いた。とてもモッチリとした食感があり、噛むたびに旨みがわいてきて美味しかった。そして家族と共に頂く釣った魚を食べるのはたまりませんね。
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お酒もすすむこと間違いなしですバイ (*^_^*
 
 
 
チーム アラグレ 会長 ひろ