第19回マルキュー:ゴールデンカップチヌ in九州

2012年5月27日 日曜日 天候晴れ。
 
 
場所は大分県鶴見にて行われた。第19回マルキューゴールデンカップチヌ in九州に参戦して来た時の模様ですよ。
 
 
先日九十九島の予選を4位で突破することが出来、いよいよ決勝戦へ挑むことになった。予定では練習を行うつもりであったが仕事と休みの天気の兼ね合いが悪く全然練習釣行は実ることなくそのまま無防備で望むこととなった。また決勝の鶴見は今までに訪れる機会が一度も無かった土地でもあり不安要素はとても大きい。
 


 

 
仕事を終えて出発するも、受付にギリギリで間に合う程度。ホッと一息をつく間もなくそのまま開会式へ参加となる。今回のくじは23番を捕らえることとなった。でも2便である。その待ち時間を有効に働かせることに尽くした。撒き餌の準備や食事を済ませておくことなどなど。陸で出来る事を済ませておくのもいいのだろう。
 
 
 


 

試合自体はトーナメント制で勝ち残りのみが上がっていく方針だ。
 
 
3名の選手で上礁し、50分の3ラウンドでインターバル5分をはさんで釣り座を交代しながら1試合を行う。チヌは25㎝以上の総重量での勝負となった。釣り座の配置はジャンケンで勝った者から沖に向かい右側から入ることになる。
 
 


 

 

本日のtackle
ロッド:がまかつ アテンダーⅡ 1-50
リール:ダイワ tournament iso z 2500
ライン:サンライン ダイナード 1.75
ハリス:サンライン blackstream 1.5
ウ キ:ZAXIS 職人気質 彩

 
 
初めての鶴見での磯なのでどこに乗ったのかはよく分からない。対戦者の選手と挨拶を交わす。いづれも実力者ばかりのようだ。ここで不安抑えようとするために自分の思った釣りをしようと一生懸命に自分自身へ呼びかけるように心がけた。
 
 
ウキの選択は迷わずに、彩を選んだ。環付きで天候や地形に応じた対応が早いこと、浮力調整や交換が手早く行えることから決めていた。
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1ラウンドの時間が経過しすぐに釣開始となった。慌てずに開始することとなる。手前は浅いようなのでちょい飛ばし!でも底掛かりが多くウキのロストが増えていく。「これはいかん」と思うも丁寧に仕掛けを作りなおすしかない。1ラウンドが終了。まだ、全員ノ―キープ。2ラウンドからは釣り座を変更するのでわからなくなる。
 
 


 
 
 
2ラウンドの開始となった。ここは船着きであるので期待できるか?と自分に問いかけた。すぐに釣りに走らずに、いったん高場に登って全体像を確認した。手前は確かに浅いようだ。深みを狙うには相当遠投が必要そうだ。それくらい沈み瀬や底が見えるのだ。3ラウンドの釣り座に限ってはもってのほか浅すぎだ。この2ラウンドが勝負どころとなるだろう。そうこうして、2選手の釣りの様子を見ていると、どちらも遠投の技術を遺憾なく発揮しているではないか!!
 
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釣り座に戻った私も、遠投をしてみる・・・・・・・・。しかし、対戦している2選手ほどではなく距離が足りない。 「これでは、何も出来ない。」
 
ここで諦めずに、手前を重点的に絞り込み仕掛けを調整する。根がかかりをしない程度のタナを見つける。それから仕掛けの安定を図るために重りの調整をこまめに行う。
撒き餌は、底に届かせることと拡散性を重視して配合した。
撒き餌を数杯、それから仕掛けを投入。仕掛けの安定と共に追い打ち撒きを数杯追加する。
すると、安定していたウキのトップが吸い込まれた!!
アタリだ!!
 
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竿で効きながらゆっくりと無理をせずに寄せてくる。タモ入れ成功した。これが「重い」ってなんのって!
1尾を捕獲し活かしておく。
 
 
3ラウンドに突入したが、各自アタリなく終了した。1回戦の終了である。検量船が来て、検量が始まった。
 
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 尾2830グラムで1回戦を勝ち抜けることができた
 
       「 価値ある一尾の巨大チヌでしたバイ 」
 
 
そのままアタフタしながら、2回戦へ持ち込んだ。
 
 
 


 
2回戦も同様50分の3ラウンドで行う。ここからは審判員が付くことになっている。その審判員は昨年のG杯覇者であった。また、対戦には昨年のゴールデンカップチヌのチャンピオンが残っており、そのプレス陣も乗り合わせとなり慣れない感興に私は緊張を感じた。対戦する選手らと挨拶を交わして次のステージの釣り座や境界線を確認した。
 
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4ラウンドの開始となった。また、高場で釣り座の確認を行うことを優先した。対戦者の前回チャンプは開始早々に即効2尾をかけている。気持ちは焦るが撒き餌を撒いてチヌを寄せることに専念する。近場にはネンブツダイ、その先ではコッパクロ、その周囲にはサバゴが集中している。開始時に確認したところ、左沖に沈み瀬があることが分かった。その沈み瀬を仕掛け投入点として瀬についていると思われるチヌを狙う。
 
 
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案の定、答えが出るのが早かった。ウキが吸い込まれアワセを入れる!しっかりと竿の乗るが重量感が良さ過ぎる。でも、緊張のせいか体の反応が悪く、沈み瀬にラインが当たっている。無理して引かないがそのままラインブレイクとなった。
あまりにも悔しいバラシだ・・・・。いつもならこうならないのに・・・・。もったいないくらいであるが、気持ちを切り替えるのに精一杯であった。環付きからドングリへチェンジするが、どうもこのままリズムが崩れていくのが後々感じていた。
 
 
 
そう、結局は、5ラウンド、6ラウンドと捕獲することが出来なかった。2回戦が無情にも過ぎてしまい、対戦者が見事5尾を捕獲していた。コテンパンにやられた。「バラシが無ければ違っていた」と負け惜しみが出てしまうくらい悔しかった。
 

 


 
3回戦の決勝は残念ながら出来なかったが、決勝戦は目前で見学することが出来た。その決勝戦は状況が厳しく1尾のみしか出なかったが、私にとっては名手の技を垣間見る唯一の機会であり、有意義な時間を過ごすことが出来ました。また、いろんな選手の話なども聴くことが出来て言葉では言い表せないほどの多くの収穫があったように思います。
 
 
 
勝戦では風は吹くものの炎天下の中行われた。選手は大変だったろうと思われます。
 
 
 
そして、勝負も時間の経過とともに尽き果て納竿となりました。
 
 
 
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☆彡  初めての決勝ラウンドへの挑戦でした。名手がたくさん居て多くの技を見せ付けられ良い刺激を受けることが出来ました。同じことが私にもできるか?いや、出来ないでしょう。でも、参考になることはありました。こんなに勉強になることとは思いもよらず大変楽しめました。当日は、マルキュースタッフやその関係者、プレス陣、各選手など全員の協力態勢でスムーズに大会が進行されたことに感謝します。
 
 
☆彡  結果は、総合6位となりました。嬉しい結果です。強豪揃いの中で全力を尽くしたことが報われます。しかも、試合中に2830グラムという自己記録のサイズを確保することが出来たことが素晴らしい!これは、私の自信に繋がることでしょう。まさしく、 “ 一釣一美(尾) ” で最近の私の好きな言葉にピッタリです。
 
 
 
☆彡  また、腕を磨いて精進し挑戦していけることを楽しみにしています。マルキューのゴールデンカップチヌ鶴見の磯に「ありがとう」の気持ちを込めて。
 
 
 
チーム アラグレ 会長 ひろ