長崎県南のクロはtechnician!

2012年11月6日 火曜日 天候曇り。小潮 満潮13:13、干潮6:24、西北西の風13M、波2.5M。
 
 
 
今回は風が北西からの方向で吹いているために釣り場を選択しないといけない。そこでこの風に強いところというと長崎県南の方角である。野母半島の南側である。渡船は利用したが船長からの希望で掲載しないことになった。
場所はいくつかあるのだが船長と相談して大崎という瀬に上礁した。
そして、同行者にはチームアラグレの副会長まささんと、よっくんである。三人釣行のためにミニアラグレ杯でもしようと云うことになった。規定は口太、尾長のグレのみで1尾の最長寸で競うのだ。数は腕の差があり過ぎるが大きさは魚次第にもよるので運だめしを行った。
 
まずは、タックルの準備から開始する。
 

本日のtackle
ロッド:がまかつ アテンダーⅡ 1-50
リール:ダイワ tournament iso z 2500
ライン:サンライン ダイナード 1.75
ハリス:サンライン blackstream 1.5
ウ キ:ZAXIS 職人気質 SS、遠投B

 
 
 
支度が済むとなんと海面に水しぶきが!!しかも大量のしぶきですよ!海中から大きなイルカ達がワンサカと飛び出してきているではないか!!??しかも海一面に何百頭?数えきれないくらいの多さだ!これにはビックリしたが、もしかするとクロの活性も低くなっているかもしれないと予感した。
開始早々からこれなので気にはなったが、約20分程経過してイルカの姿が無くなったので早速釣りを開始する。
 
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瀬が周囲一周釣り可能であるために各自各々好きな場所から開始する。
まささんが、地磯向きの水道側を狙い、よっくんが沖向き左の潮が当てて引かれる潮を狙っている。
私は沖向き右の角に潮が当てているのでその当てている場所からの開始した。
 
 
丁度夜明けと合致していたために太陽とウキが重なり逆光で見えない・・・。丁寧に潮上から打ち返し何とか同調を図っていく。瀬の先端を横切った時にコツンっとアタリが来た合わせるとベラである。そんな調子であったからもう少し沖目を狙う。そして、先端付近を通過していった時にコツンッと更にアタリだ!これは本命で口太を1尾ゲットンした。
型もまぁまぁ良くてこれからのアタリに期待した。
 
しかし、それからというものの海は沈黙を守っていた。
まささんとよっくんの方も厳しいみたいでアタリも出ないようだ。
 
 
ここで風が弱くなった隙を見て、最近私のブームであるエギングを開始。地磯向きを狙うが一投目はノーフィッシュ。二投目に沈み瀬付近を狙い、しっかりと底を取りしゃくりあげる。するとその回答がすぐに得ることができた。
ドラグがジージージーィーと鳴り響き重量感がある引きが襲ってくる。これは良いサイズだなと確信した。
 
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それを見ていた、まささんがタモを持ってきてくれて良型のキロオーバーのアオリイカをゲットンすることが出来た。
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これに合点してまささんも、よっくんもイカをエギングで狙う。まささんが早速ゲットンした。よっくんにはなかなか当たらない。
よっくん、エギのサイズが小さ過ぎたのでサイズをあげてもらう。それからしばらくして、人生は初のアオリイカをゲットンすることに成功したのだ。
 
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これで、イカは全員安打を達成した。あとはクロを釣るのみだ。
 
 
 
 
 
途中空の色が薄暗くなり小さな雨も降ってきた。一時釣りを中断したがその後雲の流れが変わり再開することになった。
 
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潮の方も流れが変わり、左沖に流れていたのだが、まっすぐ沖向きに流れその先で右へと湾曲している潮の流れを発見する。
これは、マキエもたまりクロが居るかもしれない。しかし、距離が遠すぎる。
 
 
 
 
さぁ、これからクロの攻略を開始する。
仕掛けを調整する。ウキをZAXIS職人気質 SSから、遠投24へと変更する。自重があるために遠投には有利に働く。
それから、タナは浅めに調整した。ハリス分の長さ+遊動幅を一ヒロ以内にした。およそ竿1本以内くらいのタナにしている。
更に、マキエも調整しないといけない。遠投しても飛ぶことを条件にしたい、それにマキエを広範囲に広げて拡散したいとわがままな希望なのだ。水分量を調整した。水分は多過ぎず少な過ぎずパラパラしている。強めに圧縮を掛けると固まるが、落とすと割れる程度に仕上げる。時間はかかるがこれが大事なのだ。
 
 
 
それから、足元にスズメダイの大群を足止めするためにエサ取り用にマキエを数杯打ち、それから沖遠投向きに1-2杯。その中に入り込むように仕掛けを投入した。追加の撒き餌は仕掛けが離れすぎないときは打たず、離れ過ぎているならば1杯打ち込む。
相変わらず足元には丹念にマキエを入れておく。
 
それから、出来るだけ長く流しておくとライン引きでパラパラーとアタリが来た。これで数尾追加することが出来た。
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 私は釣果を美味しくいただくために神経締めの練習を行ってみた。
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まささんも、同様に狙いクロをゲットン。
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よっくんは奮闘するがなかなか当たらない。
釣りに慣れないよっくんにはサポートに私が付いた。マキエを丹念に撒くのは私が仕掛けの流しに集中してもらった。
すると、これが来たのだ!ラインが引かれて引くヒク!
 
Gの竿を曲げて引きを楽しみながらも格闘している。
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最後にはクロの方が音を上げてタモ入れ成功だ!
 
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型も今日一ではないか?見事な価値ある一尾であるクロをゲットンしたよっくんにおめでとう。満足そうなその笑顔が素晴らしいですね!
 
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そうしている内に納竿時間もやってきて迎えの船が来た。
 
 
最終的にリリースが多少あるものの、茂木クロの釣果がこれだ!
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☆彡  長崎県南沖磯のクロ達は結構厳しかったですね。それでもその攻略をするために楽しい時間を持つことが出来ました。厳しいクロは度の釣り場でも同じことだ。簡単な釣りものよりも苦労して工夫し考え得る釣りものが私は好きだな。このように茂木クロはtechnicianな猛者がたくさんいるのだろうか。改めてその賢さに頭が上がりません。一度大きなバラシがあったが悔しさを残した。また、リベンジは確実だな。
 
 
☆彡  三人での釣行は楽しいですね。最終的にはミニアラグレ杯は今日一を上げたよっくんに“ 一釣一美 ”を上げたいと思います。なかなか手ごわいクロを相手に何とか仕留めたその一尾の楽しさを感じていたと思います。また、三人で釣りに行きましょうね。当日はありがとう。また私の釣行にお付き合いくださいませ。
 
 
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最後に神経絞めしたクロ達は家族とともに美味しく頂くことができました。ちょうどこの時期のクロは旨みを増し始めたその走りのような気がした。さらにはイカも付いて来たので贅沢三昧ですよ。このように帰ってからも楽しみがあり最高の趣味ですバイ。
 
 
チーム アラグレ 会長 ひろ