平戸の地磯: 其ノ弐

2013年12月9日月曜日 天候曇りのち雨、小潮 満潮13:30 干潮6:35 南東の風後南西の風8M 波1.5→3M。
 
 
 
前回は五島で好釣果を得る事が出来た。さて今回は同行者に同クラブの副会長 まささん と都合がつき釣りへ向かうことになった。
この日の天気は前線が通りかかるために空模様は悪化へ向かう。渡船を使うにはちょっともったいないくらいな短時間の予定。それならば、めぼしい地磯へ行ってみようかと提案した。二人の意見が一致して釣行計画を立てた。
 
 
当日の予報では東の風のために風裏となるのは西方面、平戸の磯ではこの辺りはどうだろう?と勝手に決め込んでみた。初めての磯なのでどのようなところかはわからないために夜明けに到着するという時間に設定した。
 
 
 
3時過ぎにまささんから電話で起こされる・・・・・・。すっかりと寝てしまった。
道具の支度は出来ているので車に積み込み、まささんを迎えに行く。
 
 
 
合流した後は、「今日の釣りはどうなるだろうね?どんな磯が待っているのだろうね?」と話をしながら伊万里のまるきんへ到着した。
 
ここで、エサを補給して再出発だ。
 
 
赤色の平戸大橋を渡る。
 
 
ナビを頼りに港へ向かう。こんな細道もあるの?と暗闇の道路はほっそりとしていたところもあったが、ナビを信じながらも港に到着した。
 
丁度夜が明けて辺りを見る事が出来る程度になった。車を降りて波止場から磯の様子をうかがう。きっとあの辺を歩いて行くのだろうと目星のルートを見つけた。
 
 
本日の道具は、1)竿を束ねて裸で手持ち、2)バッカン、3)小さいクーラー、4)リック とした。エサの入ったバッカンは重いがそれ以外はまぁ軽い方だろう。
磯を歩く時に両手が塞がるので不安があるものの、慎重に歩幅を狭めて歩く。気になる段差は荷物を置いて手を使える様にしてみた。
 
 
後から考えると、クーラーは簡易でいいかも?と感じた。
 
 
        
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磯の雰囲気は、地磯とはいえ見事な見栄え!とても好感触な磯の雰囲気をぷんぷんと漂わせている。二人で連携して移動をして、めぼしいポイントに到着した。私は体力がないから手前を攻めることに!まささんは、少し先の先端をポイントに釣り座を構えることにした。
 
画像で云うと、私が手前で、奥の先端に立っているのが  まささん!
 
 
こうして、テクテクトロトロと歩きながらではあるが、海と云い、磯と云い、釣り仲間と云い話しをしながらで楽しくなってきた。
 
 


 
 
 

本日のtackle
ロッド:がまかつ アテンダーⅡ 1-50
リール:ダイワ 2500LBD
ライン:ナイロン 1.5号
ハリス:フロロカーボン 1.5号
ウ キ:ZAXIS  ミディアムピンクの0  職人気質SS

 
 
 
海の様子だが、風は左側から吹いている。今のところは強くなく安定している。海況の方は、時折、バシャバシャと海面が湧いている。青物が居るようだ。潮の流れはあまり強くなく、手前に当たって右へ緩く流れている。
 
マキエを撒くと、これはアジゴ?かな?大群で押し寄せている。その下にスズメダイが少々と云ったところ。クロの姿はまだ見えない。
 
 
仕掛けは、ウキ止めを付けるが遊動幅を取らずに固定とした。ザクシスウキ:職人気質SS 0号をセットして、ハリスを2ヒロほど取る。仕掛けを投入してみると当て潮なので手前に戻ってくる。沖目に投入してラインを撒き返しながら仕掛けを馴染ませることにした。
 
釣りを開始してから1時間を経過しただろうか?ウキに変化が見られるようになった。そう、アタリだ!ウキが潮上方向へ引きこまれた。手前にある沈み岩を避けて取り込んだ。タモ入れサイズではないが嬉しいクロの登場である。
つい「おはよう!」と挨拶をした。
 
 
         
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それからも、単発ながらもクロのアタリを捕らえる。サイズアップを図るにはどうしたらいいだろうか?遠投して遠近で切り分けるようにしてみた。その効果もありキーパーサイズのクロが釣れ始めてきた。
その後、ウキ止めの遊動幅を広げてタナ探りを心がけると口太が、浅いタナには尾長が効率よく釣れてくる。
 
                    
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こうして、1時間ほどで順調に数尾を捕獲する事が出来た。潮の流れが右方向へ行くが当て潮も強くなり、風も吹き下ろしが強くなったので釣り辛くなってきた。
先端で釣り座を構える まささんは、アタリはあるが時折喰ってくるくらいという。
 
 
最初の釣り座が使えないので、まささんの隣に入れさせてもらった。
 

 
 
先端付近は潮切れが良く流れている。マキエもセオリー通り足元から撒いていける。だが、沖に流れる潮と右奥手のワンドに流れ込む潮が混合しておりライン操作で潮に乗せて流していくことが必要そうだ。
 
 
潮乗り優先で、仕掛けをSS から Medium 0号へとチェンジした。
 
足元へマキエを撒いて、先端の磯付近へ仕掛け投入。沖へ流れるが、ライン操作を怠るとワンドの方にラインがとられてワンド方面に流れ込んでしまい仕掛けが安定しない。次は潮上へ仕掛け投入して沖へ流れる様にラインを操作する。この時、真正面からやや潮下へ仕掛けを投入することでライン操作が行いやすくなる。
うまく仕掛けの投入が成功すると、ラインにテンションが掛かり、アタリが来た!ここでサイズは変わらないがクロの活性が良くて楽しくなる。
 
 
 
そして、まささんの仕掛けを聞いてみた。本日ラインは6号、ハリスは5号といつもの” まささん “らしい強気のスタイルだ!これでも心細くて乏しいというから大物釣り師の感覚はすさまじい!そんな太い仕掛けでもクロをコンスタントに掛けていくから一緒に居て勉強になる。
まささんの仕掛けの流し方にはコツがあるのだろう。ラインテンションが私のユルユル引きよりも、どちらかというとハリハリなイメージであった。
そんな中、まささんの困った事はアタリあるが喰い込まない事らしい?やはり、ハリハリのエサには違和感があるのだろうか?クロの活性はよいが慎重に囓っていることが伺える。クロは必然的にいつもと変わらない食いをしているのだろう。
 
 
それでも、キープサイズを数尾捕獲しているまささんには天晴れだ!!
 
 
バッカンノ中の少なくなったマキエを再調合し、手前から沖 そして、左から右方面と広範囲に模索して探りを入れてみた。
 
 
すると、まささんからの一言 「 ん? 雨? 雨かな? 」 
 
空は曇り、暗くなっている。遠目に見える島々も分かり難くなってきた。そして、ポツリポツリ・・・・と、雨が降り始めた。まだ、弱雨ともいえないくらいなので釣りを続行した。
 
しかし、気になる・・・。遠目の島々が見えにくいから、見えないに変化した。これは雨が強雨になるのでは?と予測した。
 
まささんと相談して、ムリをせずにいったん車のところまで引き返そう。そこでまた判断し直したらいいということになった。 
 
荷物をササッとまとめて、磯を歩いて戻る。
 
戻る際は、雨が降ってきているために滑らないように、倒れないようにと急ぎたい気持ちを持ちながらも慌てないと言い聞かせながらマイペースに引き返した。
 
次第に雨の方も強みを増してきた。
 
 
テクテクと歩いて車に戻った頃には、これはもうムリだな・・。と判断した。これにて納竿となった。 
 
 
 
そして、平戸の地磯釣行の釣果がこれだ!
 
          
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サイズは良型が出なかったにも関わらず、意外にも数釣りを楽しめた。小さなコッパ達はリリースし食べる分だけをありがたく頂戴してお持ち帰りした。
 
 
 
☆彡  いやー、地磯釣行は奥が深い。クロの活動性には変わりはないがマキエの反応や食い込みのテンポを把握するのが難しい。それなのにサイズアップを目指すのは容易ではない。まぁ、だからこそ面白味があると思うけれどもな。この手軽さは良いが難しさは癖になりそう!また、この磯に遊びに行きたいな。
 
 
☆彡  沖磯では船長という心強い味方がいるが地磯では自分自身の判断で決めないといけない。迷うこともあるが危機回避の判断は早めがよいですね。納竿後帰りの車中では雨脚が強くなり「あのとき引き返して正解だったね、今頃磯の上だと悲惨な運命になるところだね」と話していた。こうして話題にする程度ならいいけども怪我でもしていたらと思うと怖いですね。釣りは趣味!遊びを楽しむにはほどほどにムリをせずに帰宅できる方法を選択することが賢明ですバイ!さあ、冬が間近に迫ってきていますよ。体調と道具管理をして天候モニターしますよ!早速次の釣行は、アラグレ師釣行会だな。
 
 
 
 
 
アラグレ師  ひろ