撃沈 : 2013年サンラインカップ磯宮之浦

2013年6月16日 日曜日、天候晴れ&濃霧。波1M、風:北東3M。小潮 満潮13:30 干潮 7:30
 
 
今年もやってきたサンラインカップ磯!ホームグランドである宮之浦での開催なので日頃の行いをとくと試してみたい。支度をしながらどのように攻めていくのかと考えると楽しくってしようがない。
途中、車の移動中に濃霧に囲まれながらもゆっくりと進路は宮之浦港へと向かった。
 
今回の開催は最近できた新防波堤への着岸となっている。
 
 
到着とほぼ同時に受け付けの開始であったギリギリ間に合ったな。開会式も終了したが、あまりの濃霧のために出航を遅らせることになった。
 
 
1時間ばかり余裕ができたのでそのままゴロ寝でもして過ごした。これで仮眠ができたので体的には助かったのだ。それからまもなく出航となった。
私は今回、海鯱の15番を引いた。乗船したが夜明けにもかかわらず濃霧は引いていない。レーダーで島へ向かっていた。おそらく到着しただろうポイントであるがいっこうに磯は見えない。目視ができないのだ!視界は20Mあるだろうか?といったところだ。少しずつ移動をしながら視界に磯が入ると「おっと!近い!」と思うばかりに接近していた。霧のすごさには驚かせる。
 
磯は週末天候良しの状態なので夜釣り客が意外にも多い。なかなか上がる磯場がないようだ。船も徘徊していたがようやく接岸した。1番から上礁させていく。
 
そして、ようやく私のバンでした。しかし、上がる場所がないと言うことで夜釣り客に承諾を得て端に乗せてもらうことになった。上礁したのは上阿値賀島にきていた。西のハナやグンカンが見えるがワンドになる。
 
夜釣り客へ挨拶をして場所の確認を行った。
 
同礁したのは、私を含めて二人で今日の対戦相手となる方だ。平戸市からお越しの某氏であった。宮之浦や五島はよく行かれるという。特に宮之浦には「昼からちょっと行ってみようかな」というくらいのアクセスの良さで通っているらしい。この時ばかりは、うらやましいと感じたな
 
 

サンラインカップ磯宮之浦でのルール

1)釣り座の選択
番号順に若手の番号から沖に向かって右から並ぶ。今回は私が15番、対戦者が16番なので、私が右から開始となる。タイムキーパーは一番左端の選手。
 
2)釣り座の交代
合計7時間
 
前半 6:00 -  9:00 3時間
1ラウンド 6:00-7:30
2ラウンド 7:30-9:00
 
後半 9:00 - 13:00 4時間
3ラウンド  9:00-11:00
4ラウンド 11:00-13:00
 
前後半と時間を区切り、釣り座をそれぞれのラウンドで交代するというシステムとなっている。これは二人の時間割で、3人の場合は3で割り切るように前後半を調整するというシステムだ。
 
3)キープサイズ
23センチ以上のグレ(口太、尾長)の5尾以内の総重量
大物賞あり
 
 
 
 

 
 
さて、荷物をまとめて支度を始める。タモを準備し撒き餌を混ぜ合わせる。
それから タックルだ。
 

本日のtackle。
ロッド:がまかつ アテンダー 1-50
リール:シマノ 2500D
ライン:セミサスペンド 1.75号
ハリス:フロロカーボン 1.5-1.75号

釣りの準備もOK!競技開始時間となり釣り座に入る。
 
イメージ 1
 
6時となりさぁ、開始だ。
 
撒き餌を足下から撒いて生体反応を確認した。スズメダイがよってきているがクロの姿は見えない。磯の形状的にはワンド内。潮の動きは見られない。足下から少々沖目の15M付近までは沈み瀬が見えるので底が浅いようだ。沈み瀬の切れ目をめがけて仕掛けの遠投。馴染むとアタリがくるが、これはベラ。続いてもベラ・・・・。それから以降もタナを極端に浅くするまでベラが当たる。
 
ポイントを変更してみると、今度はスズメダイが喰ってくる。
 
対戦者が沖目遠投で尾長を掛けた。ポツリポツリとそれからも掛けていく。
沖目は潮が動いているのか?しかし、ワンド内は動きがない。超遠投を利かせてみる。しかし、スズメダイが喰ってくる程度。
 
同調を少し外していくと、アタリがあるが掛かるのはキープサイズに満たないクロであった。これが少々続くので、超遠投ポイントは休息をさせた。近距離、中距離を交互に狙い、インターバルを入れてから超遠投を利かせてみた。それでも状況は一変することなく1ラウンド終了。
 
 
 
2ラウンドは、沖目が狙えるな!とニヤツイテイタ。しかし、そう問屋は下ろさない。潮の動きはワンド同様で動き無し。しかも、スズメダイが沖目まで占領していた。足下からゆうに50M付近まではスズメダイ天下となっていた。流れがないとこうも泳いで出払ってしまうのか?
浅めを意識してタナをとっていたが、タナも変更して上層から下層までを丹念に探りを入れていくことにした。アタリが出始めるがハリに掛からない。何度が素バリをひいた。なんだろう?ハリのサイズを下げるとすぐに答えが出た。豆アジだったのだ。豆アジの層を突破するとスズメダイか底付近ではベラが掛かる。クロの反応が薄かった。
2ラウンドはクロを1尾も掛からなかった。対戦者もワンドで動かない潮に翻弄されてノーフィッシュ。
 
 
イメージ 2
 
 
3ラウンドに入るが、夜釣り客が帰ったので磯が広く空いた。後半戦は釣り座を沖目が取られるようになったのだ
釣り座、境界線を取り直し右の釣り座から開始となった。3ラウンドに入ると上げ潮が動き出したようだ。沖の方では左流れが緩やかであるが動いている。
もちろん、沖目の良型クロを狙っていた。しかし、生体反応は特に返ってくることがなかった。辛抱強く仕掛けを流すも当たらない。何か歯車が合わない感覚であった。
対戦者はクロを掛けるもサイズが伸びないという。このまま3ラウンドもクロを拝めずに終了した。この頃にようやく、霧が晴れだして視界が良好となってきた。
 
 
 
4ラウンドに突入!泣いても笑ってもこれまでだ。左流れの潮下になると思われたが、潮は何故か右流れになった。しかも、左手5Mに漁師さんがやってきて網仕掛けを磯際沿いから私の左手側周辺に入れていく。
潮は右流れだが、対戦者の足下から払い出すように流れているのでそれに引かれるようになった。なので、仕掛けを投入しても手前磯際に寄ってくる。遠投して沖に流れに乗せようとするがラインが引っぱられやはり戻ってくる。
 
超遠投してみてようやくアタリが来たがイスズミであった。
 
 
 
こうして、競技時間終了となり納竿となった。
 
 
 
 
☆彡  今回は、自然現象にお手上げだった。潮に好かれていなかったようだ。動かない潮攻略が出来なかったのが残念。厳しいながらも優勝は5尾で5キロオーバーを叩き出している。まだまだポテンシャルが高い宮之浦なので経験を積まないと活けないな。スズメダイ、ベラ、豆アジとチビクロに翻弄された釣行となった。まさかの0尾とは自身も驚いた。このままではいけないな・・・。しかしながら、朝の霧は凄かった、大会関係者や船長を含め各選手が一丸となって取り組み大会が無事に終了できたことと感謝ですね。皆様ありがとうございました。現地では、久しぶりに会うデカバンさんがいました。またの機会に会いましょう!
 
 
☆彡  海の状況以外はなんとか出来ていたのだが。もう少し遠投が出来るようになると今届かないエリアを狙えるか?ウキの自重を上げて飛ばすか?撒き餌は飛ぶだろうか?仕掛けは固定、半遊動、全遊動でおこなったが、全遊動の方に部があった。それならば、ガン玉の使い方がまずかったのかもしれない。そんなこんなで振り返っていた。あと、対戦者はエサ取り対策にボイルをたくさん準備していた。エサ取りに強いボイルは欠かせないようだ。このようにエサに工夫をすることも必要でしょうね。色々と思う節を少しずつ改善しよう。他にもしたいことを思い立った釣行となったので、次回色々と試してみようかな。こうして課題を見つけることも大会に参加することに意義があると思うのだ。「少しずつ成長していこうかな」、次回の釣りも楽しみだ。暑さが増してきているから昼間の釣りはあと何回くらい行けるだろう。
 
 
チームアラグレ師 ひろ