がまかつ G杯グレ 2010年 五島列島予選 : 緊急回収

2010年10月24日、日曜日。大潮・満潮8:57、干潮14:56。天候は雨・降水確率80→100%。波2.5M。予報では東寄り南東の風が、実際は北東の風16M-北西の風13M→北東の風へ。
 
 
待ちに待ったG。エントリーの時点でドキドキしていました。今回は82番でのエントリー。選手は150名程度でかなりの数がいました。五島の現況を知らないままに臨むことになります。夜ではクロの活性は高いようで良型のクロもかかっているようです。開会式後に説明会。
本日は、競技時間の設定は6:30から13;30まで。25センチ以上のクロを10尾以内の総重量とのこと。
 
 
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さて、私はくじで海遊(かいゆう)の9番くじを引くことになりました。五島までの道のりは長く1時間は超える船旅です。のんびりと船底で待機します。私の順番が来て外へ出るとそこはビックリ!!\(゜ロ\)(/ロ゜)
風・・・・雨・・・・嵐・・・・?と思う様な状況でした。
 
 
 
着いたのは、中五島     青方付近
 
 
詳細の瀬は分かりません。
 
 
 
あまりの風と雨の猛攻で現地の画像はとれませんでした。というのも、道具類が風で飛ばされそうで・・・・ロッドケースは転がり・・・・クーラーは風にあおられてガタガタがたと震えて次第に移動していきます。奥の場所は安全かと思いきや、瀬が切れていたのでそのまま待機となりました。
 
 
 
 
 
 
 
瀬上がりしたのは5時頃でしたが、辺りは暗く何もできないので荷物をまとめてジッと明るくなるのを待ちます。
 
 
しかし、この雨・・・(;一_)  夜明けとなっても薄暗いです。私は、足場が斜面で滑りやすいということもあり、更には風と雨が納まる傾向でなかったので身動きを取らずにじっとしています。同乗者は開始時間前になると、釣り座の相談をしてきました。釣り座はこの雨・風なので、安全を考慮して並んで釣ることに。それで、緊急回収の可能性もあるために1時間おきの釣り座交代を設定しました。
 
同乗者は開始時間を過ぎると、仕掛けを投入しています。私は、ジッと辺りの足場が分かるようになるまで待ちます。
 
 
 
そこで、
 
 

本日の私のタックル。
ロッド:がまかつ  アルマ 1.25-50
リール:ダイワ 2500
ライン:サンライン ダイナード 1.75
ハリス:サンライン  ブラック1.5号
ウキ :ZAXIS type S 0

 
 
対戦者はまだクロかけていないことを確認してソロソロ準備して開始します。辺りの足場
の安全確認、遅れながらも開始します。それが、7時前くらいになったでしょうか。手首を痛めているので足元から狙っていきます。対戦者はすでに沖に照準を絞っています。足元に3杯コマセを撒いて、仕掛け付近に1杯。しかし、餌も取られず、タナ調整をします。
 
それでもかかる様子なく、浮力調整をコマメにして、シブシブ状態に仕掛けが馴染みます。その時に、怪しいアタリをキャッチ。(-.-)
 
しかし、乗らない。それで、ガン玉位置をズラシテアタリを明確にしていこうと変更。それからは、キープサイズの尾長を連チャンします。(^-^)
 
 
その後に対戦者が沖で、良型のクロをかけていたのです。それで、沖も頑張って狙うことに(^-^)
 
即答でした。クロを追加します。
 
 
その後、なかなかクロが喰わなくて苦労します。
 
 
クロに喰わせようと焦っていたのでしょう、イサキが喰ってきました。きっと撒き餌の撒きすぎですね。少し反省。その時にライントラブルとトップガイドが外れるなど相乗したトラブルがあり、仕掛け変更をしようとした時に、少し先の瀬に船が付いていました。
 
 
 
そのまま、こちらへ来て「回収です、そのまま道具を乗せてください」と言われました。これが、緊急回収!!\(゜ロ\)(/ロ゜)
海が時化ているので無理もないです。
 
 
この緊急回収で、ラインはカットして処理できました。そして、ガイドを確保したものの3番と4番がなんと固着してしまったのです。
(;O;)
 
 
焦るもそのまま船の上へ  (-.-)  しかし、治りません。しかも、緊急回収の途中です。まずは、釣り人の乗船を優先して私の愛竿は船の下へ潜り込みです。私の組は緊急回収の2番目でその他の釣り人回収をしているとみんな不思議そうでした?
瀬代わり?
見回り?
と思い違いをしているようです。
緊急回収のことが把握できなかったのでしょう。それはそうと、この天気の中、風裏に入っている人や高い場所に居る方にはその騒々しいことは理解しがたかったことでしょう。
帰港後にわかったのですが、低い瀬に上礁した方は、仕掛けのセッティングをしたのみで仕掛けの投入もすることができなかったそうです。
 
そのような場所もあったことも気付かなかったことでしょう。
ここで一言「私は釣ったから良いではなくて、釣ることが出来たこのチャンスがあることを良かったな」と思います。
トーナメントは結果が全てです。しかし、その背景は意外と知られていなくてそのチャンスの意味を知っている人はどれくらいいるのだろうかと私的に疑問に思いました。私はまだまだ未熟者です。だから、表彰の気持ちを知らないのです。もし、表彰に上がるとしたら、その背景も考える人になりたいですね。(^_-)-
 
 
 
しばし、緊急回収の手伝いをしていたのですが、なんせ船に弱い私は次第に具合が悪くなり、そのまま船の底に着きました(つまり、船酔いですね、無理して、船上に立つと余計に迷惑をかけると思ってそのまま船に潜りました) 
 
 
 
 
 
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結局は、実質30分程度の釣果で6尾のキープをゲットンしました。規定は10尾以内。全然足りません。それでも検量してくれるスタッフは献身的ですよね(^-^)
とってもありがたいです
 
 
無事に寄港して選手らも全員戻ることができました。表彰式の時に、釣友らと出会い話をしました。ここで会う釣友らとの語らいはとても楽しいですね。久しぶりに会えた釣友らがいる幸せを感じました。(^-^)
 
 
 
 
そして、帰りにまるきんにて、故障した竿の修復を!さすがは頼りになります。直ぐに修復していただきました。ありがとうございます。また、撒き餌が大量に残ってしまったので“餌預かりサービス”を利用しました。3か月の保管を有料ですがしてくれるので助かります。次回使用しようかと思います(^^
 
 
 
 
 
 
☆彡  今回は、台風と奄美大島に甚大な被害をもたらせるような大きな前線が南海上に待機しており、とても難しい状況になっていたと思います。上礁したその瀬は、そのうちに悪天候となれば船にも乗ることができなかったかもしれません。ましてや、もっと低い瀬に上礁している選手はもっと困難な状況になっていることでしょう。当日は大潮です。その天候の状況にいち早く察知して状況に応じた対処=今回は緊急回収です。それは本大会を運営している大会役員、渡船の船長などの速やかな判断によるものと思います。その判断のおかげで参加選手全員が港に帰港できたことで安全に釣行できたことを証明します。だから、お疲れまでした、そして、ありがとうございましたと伝えましょう。それと、参加選手が速やかな行動でスムーズな回収ができたことも事実です。各選手もお疲れさまでした。
 
 
☆彡  さすがは、五島列島で、クロの型が一段と増しますね(^-^)私はキープサイズを揃えるのに必死ですが、時間的な余裕があまりありませんでした。しかし、その貴重な時間を要して4キロ超えや6キロ超えまでも出ていました。それは、選手の実力もあり、五島のクロの豊富さも兼ね備えていることでしょう。もっと、腕を磨いて臨みたいとおもいました。
 
 
☆彡  私の反省ですが、まずは、道具のまとめ方です。今回は①ロッドケース、②クーラー、③メインバッカン、④キープバッカン&サブバッカンでした。しかし、なんとか、もう一つまとめることができたら4つが3つになります。本日のように緊急回収の際や非常事態の際にはもっと過酷でしょう。もっと工夫が必要なことが分かりました。
釣り事態では、いくら開始時間であっても安全確認が不備なら釣りは成立しません。安全確認が行えることで釣りはできるものです。そこは良かったのですが、実質釣果にはおよばなかったことです。それは、仕掛けの不具合が一番でしょう。波立つ海のポイントは絞れなかったのも実際ですが、投入した仕掛けが安定するまでを思ったよりも時間を要してしまったことです。もっと、ウキの特性や質性を理解して選択する必要があったと思います。サイズをSでなく、もし、SSであったならば、クロからのアタリをもっとキャッチできたのではないかと思います。それで、その状況に応じた対応がもっとあったのだろうと思われます。仕掛けの選択や変更ができなかったことは、私の不備でしょう。早い判断や思ったことをもっと実践できるといいですね。
 
 
チーム アラグレ ひろ