尾長との接点2014年 : 其ノ壱 前半戦

2014年1月6日 月曜日 天候曇り 中潮 満潮11:30 干潮5:38
波2M 北北東の風8M
 
 
2014年に入りましたね。昨年の釣り納めをする事が出来ずに過ぎてしまった。それでもこうして、今回が釣初めを行うことになった。まるで今年の運勢を占うかのような気持ちでもあり、最初の釣りの結果が今年の流れになりそうな予感がしてたまらない。それはあくまで釣り人の想像であるのだが・・・。
 
 
さて、釣り場を選択しないといけないが北東の風の予報がある。北東の風に強い磯場はあそこしかないだろう。早速船長へ連絡を入れると、「そうね、まだ尾長が釣れているよ。口太も混じっては来ているけどもね。バラシもまだ続いているからね」という。
それならば、ここ以外は無いでしょう。早速予約を入れる。
 


 
 
久しぶりの釣りである。なんか緊張するな。初売りで購入したあれも使い心地を試してみよう。夜中までになった仕事を無事に終えていざ出発だ!夜明けが遅いために出航も遅いので安全運転を心掛けて港へ向かった。
途中、カメヤ釣具でエサの調達をして港へ到着した。少し早く着いたので体を休める。
 
 
   そういえば、カメヤ釣具戸町店は冬季営業には云ったそうで24時間営業ではないそうですよ。ご利用の際は確認の上来店する事をお勧めしますバイ。平日は朝4時開店だったかな?オキアミ解凍は事前予約が必須ですよ。今回は、前日の15時頃には準備してもらいました。
 
 
 
 
出航前になると、外がざわつく。釣り人たちが集まってきた。今日は何人位居るだろう?
船長も到着して挨拶を行う。それから待ちに待った出航だ!此の時は気持ちが高ぶる。
 
 


 
 
沖ノ平瀬本島
 
 
船が外へ出ると波風がまだ強いようだ。沖ノ平瀬本島が最初の上陸だ。私を含めて6名での上礁だ。3人1組、2人1組と私単独。この組み合わせで釣り座場所を決めないといけない。3人組はハナレとの水道側を選択した。私は、平瀬の頂上付近。2人組は灯台前となった。東向きは空いていたがそこは強風で向かい風であった。
 

今日のtackle
ロッド:がまかつ グレ競技スペシャルⅢ
リール:ダイワ 3000LBD
ライン:ナイロン 2.5号
ハリス:フロロカーボン 2.5号
 

 
 
沖ノ平瀬は、低い磯のために荷物はなるだけ高い場所に荷掛けやロープで固定する。なので最小限度の荷物にまとめないといけない。また、多い荷物や重い荷物も扱いにくくなり易い。工夫が必要なんですよね。
今回は、1)ロッドケース、2)バッカン、3)クーラーボックス、4)ドンゴロス(集魚剤)としてまとめてみた。
 
 
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画像のようにしてまとめて固定する。
 
 
 
これが帰りにはバッカンの中身が無くなるから4)のドンゴロスを収納して最終的には3つで還られる。
 
 


 
 
 
 
 
さぁ、釣りの開始だ。おっとその前に初釣りには儀式があるのだ。
海へ安全と大漁を祈願して御神酒を捧げるのだ。これを行わないとしっくりこない。
 
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無事に儀式を終えてから釣り開始だ。
さて、海況の方ですが、儀式に時間がかかり皆さんは先に釣りを開始していた。その様子を伺うとエサ取りも居なく生のオキアミも残るという。
 
 
朝マヅメの一発
さぁ、開始だ!
上げ潮になっているが潮の動きはあまりない。ハナレの方面へやや動いているように見えるが、実際は風によって表層流が発生している可能性がある。なので、右へ左へと不安定な流れだ。
仕掛けの方は、ウキをGz0号でハリスを取って分で遊動幅30センチ程度の半誘導とした。
もしくは、固定でもちょうど良いか?位。マキエを打ち込むが風を受けて狙い通りに行かないものだ。それで、無駄打ちのマキエが多くなる。近距離から開始するが、まだ干潮の流れがあり正面は浅くもあり海からの反応はない。少し沖目に移していくが、当たり前のことに沖目にいくほどにマキエとの同調が難しくなる。強風が更に拍車をかける。でも沖目狙いは良かったのだろう。そんな時、バチ―ンと強烈なアタリが来た!この走りは!尾長に違いない!そう期待してアワセてしまった!?
実は、このアワセこの場面ではイケない事でした。尾長対策に、針をあわせちゃダメを装着していた時だったのだ。尾長が来ると想定していたのに、強烈なアタリに対してつい体が反射的に動いてしまったのだ・・・。勿論、一瞬乗ったかな?と云う直後に重みは消えた。
これはもったいない事をした。朝マヅメの良型が期待できた時なのに・・・・。集中力が途切れていたか?いや、集中できていなかったただの油断でしょう。
 
 
反省する間もなく気を取り直し、アタリに備えて待機する。しかし、時は既に遅し・・・。チ―ン・・・海からの反応は続くことなく、海からの反応は其れから続かなかった。
 
 
 
 
 
 
周囲の状況もあまり変わらない。ただし、ハナレと水道側では魚の反応がある様でアタリらしいものがありクロが上がっていた。
 
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流石はハナレで時折竿をコンスタントに曲げているではないか。羨ましくも思うが、しかしながら今の修業中の事を考えると気持ちの切り替えも早く出来た。
まずは、目の前の事に集中!集中!
 
 
 


 
 
 
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右側の釣り人らが東に向かう様子もない。風は相変わらず強いが、上げ潮に伴って次第に潮が満ちてくると沈んでしまう。それまでに、手を尽くさないのはもったいない。なので、断りを入れてから様子を見ることにした。
 
 
先端部分は、一旦上礁する事は出来たが、直ぐに波が被り初めてしばらくすると沈んでしまった。なので、少し後ろに下がり、海苔が付いている岩場であるが足元に注意を払いながら開始した。本来ならば、北上する潮の動きがあるだろうが、この時は、風に押される表層流と真正面から来る風が強敵で、潮は動いていないかもしくは押されて当ててくる。ウキの浮力をG5で組んでいたが、浮かせると表層流に流されるために、0号へ変えて。シンカーをG6装着する。シブシブから少し表層流に影響しない程度海面から沈めておく。これが良かったのだろう。
潮が動かないのでゆっくりと真下に沈下する。ゆっくりゆっくりと。そのスピードに決して速くはないが変化があった。アタリだ!
竿に乗った時にはいい感じの重量感がきたが、その直後に快心の反撃が襲ってきた!!竿がノサレそうになり反転で立て直す。胴のパワーを試すチャンスで、それからはギューッと絞りこんでいく。これがクロならば良型だ!それからも反撃が襲ってきて、竿尻に手を添えて更に絞り込む。
途中、海中に引きこまれそうな勢いがあったが何とか耐えた。ラインが切れないので飲み込まれはないようだ。グイグイと次第にラインが巻きとれる。ウキが見える所まで上がってきたが、先程波被りしていた沈みに沿って動き始めた。そう、誘導する範囲がなく、沈みに乗ることもできないために瀬ズレしてブレイクとなった。
これは、悔しい。上がればきっと良い型だったろうな。
 
 
気持ち切り換えて再挑戦。仕掛けを組み直して入れ込む。2尾目はアタルかな?間もなくして、仕掛けがモヤッとしたアタリがありクロが来た!これは難なく取り込み成功し今年初の口太グレであった。
 
 
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「明けましておめでとう」とにこやかになった。その後本カワハギも追加して、釣り座が波を被り始めて引き上げることにした。もとの頂上へ戻り魚達を絞めてクーラーへ閉じ込めた。
 
 


 
  
 
さて、頂上付近には1名釣りをしていたがクロの反応はないようだ。その右隣に並ぶ形になるが入らせてもらった。ただ、潮が満ちて来ている事と波が押し寄せて這い上がってくる。なので、仕掛けを遠投して!でも、風に押されてあまり飛ばない。なので遠投が可能にするために、Gtype1へ切り替えた。
浮力は0号、ガン玉無しでゴムのシンカーを付けたり外したりして調整していた。遊動幅を1ヒロ取るとベラの反応があり、遊動幅は0㎝から30㎝未満に再調整した。
時折風に流されて隣へ仕掛けが絡んでしまい申し訳なかったが、快く了承していただいて助かりました。
 
さぁ、この攻略をどのようにしていくのか?
 
仕掛けは0号主体でイケそうだ。仕掛けの遠投を行うが、足元を上が這い上がるために、バッカンを手前において、仕掛けを波打ち際へ近づいて遠投する。これで仕掛けは少し距離を稼げる。そして、ここから大事なのは、ラインメンディング。風と波の影響を受けて潮下にラインがフケテしまう。其れを防止しないと仕掛けの安定が図れない。なので、波打ち際で投入後に、ラインを潮上へ浸けてからバッカンのもとへ下がる。それだと、波が来ても自分が下がればいいので安心だ。次は後ろに下がってマキエを入れていくが、注意しないといけないのは竿先のラインの放出量と高さの保持である。意識がバッカンへ向くと竿先がお座成りになる。なので、出来るだけ竿先へ注意を向けてバッカンのマキエは手先の感覚に頼るのが一番だ。でも、時々バッカンの中も見ていないとまとまりが悪くなるのでチラ見する程度。
これで、マキエワークを掛けていく。マキエワークの注意点は同調を図るために潮上へのマキエを欠かさない事。浅い棚へ浮上させて食わせるイメージなので団子状態でのマキエはタブーとして、拡散するように心掛けた。
イメージとしては、仕掛け投入点を中心に3角の点で囲み、更に潮上に数発追加をしていく。これで、海中ではマキエと付け餌が同調するだろうと考えた。
 
 
 
その答えは、直ぐに出た。
ウキが少しだけ吸い込まれた。アタリだ!合わせる!今度はあわせちゃだめじなではないぞ!しかし空ぶった。おかしい?アタリはあるが乗らない?アワセが早いか?
次も吸い込まれた。アタリだ!少しラインを送りウキが加速するのを待つ・・そして、合わせる!今度は乗った!!来た来た!!
一気に勝負を掛けていく。グイグイと遠慮なく引き寄せて、波打ち際で抵抗する相手を無事に誘導させて取り込み成功!
力強い引きを見せたのは綺麗な尾長であった。口にしっかりと掛かっていた。成功した!
 
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似たパターンで数尾を追加した。
 
 
 
 
 
上げ潮が満潮を迎えていたが波の這い上がりがあるために、一旦ランチ休憩を入れる。それからは、下げ潮狙いとなるが、各自あいている場所に各々が望んでポイントを選択する方法で沖ノ平瀬全体をみんなで共有することになったのだ。
 
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前半戦終了。後半戦へ続く。
 
アラグレ師 ひろ